この記事では、ASUS製の「ZenFone 7」の基本スペックや性能をまとめた実機レビューです。
「ZenFone 7」は最新の安定のハイグレードフラッグシップモデルで、今回シリーズで初めて5Gにも対応しました。
カメラ部分が前作同様にレンズ自体が回転する「フリップカメラ」を搭載しているので、自撮りもそのままメインカメラ同様に高画質撮影できるのが特徴です。
という訳で、この記事ではZenFone 7の外観デザインやスペック、カメラ性能、格安SIMとの相性(対応バンド)などを、実際を使ってレビューしているので、購入前の参考になれば幸いです。
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目次
ZenFone 7の基本スペックや特徴を確認していこう
ZenFone 7の基本スペックは以下のとおりです。
↓ ↓
ZenFone 7のスペック | |
OS | Android 10 |
SoC | Snapdragon 865 |
ディスプレイ | 6.67インチ/有機EL/画面占有率92% リフレッシュレート90Hz対応 |
解像度 | 2,400×1,080(FHD+) 画面比率 20 : 9 |
メモリ | RAM 8GB ROM 128GB microSD対応(最大2TB) |
サイズ | 高さ:165mm 横幅:77.2mm 厚さ:9.6mm |
重さ | 235g |
メインカメラ | フリップカメラ:64MP+12MP+8MP |
インカメラ | メインカメラが反転するのでメインカメラと同じ |
おサイフケータイ | FeliCa非対応/おサイフケータイ非対応 |
防水・防塵 | 非対応 |
イヤホンジャック | 〇 |
センサー | 指紋認証(側面)、顔認証、加速度センサ、近接センサ、ジャイロ、コンパス |
SIM | nanoSIM×2 |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
Bluetooth | 5.1 |
バッテリー | 5000mAh |
ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイル回線(対応バンド) | フル対応 |
- 5G:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n77/n78
- LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/29/38/39/40/41
ZenFone 7の対応バンドは3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイル)、また楽天モバイル回線に対応しています。
(※iijmio、UQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイルなど僕も動作確認済み)
また、5G通信は対応していますがミリ波には非対応です。
Zenfone 7は最高レベルのSnapdragon 865を搭載!
「ZenFone 7」は現行では最高レベルと言われている「Snapdragon 865」を搭載しています。
因みに4G専用機だと「Snapdragon 855」でしたが、「Snapdragon 865」は5G規格になっている機種に今後搭載されるかと思います。
因みにSnapdragon 865はソニーの「Xperia 1 II」や「Xperia 5 II」同じ仕様になっており複数のタブ展開、最新の「PUBG Mobile」や3Dゲームレベルの重量級までサクサク遊べるようになっています。
ゲームガチ勢やスマホに最高レベルを求めていない方にはオーバースペックかも
これはあくまで個人的な感想ですが、「ZenFone 7」はSIMフリースマホの中では完全な上位スペックモデルとなっているので価格も7万円台となっています。
更にGalaxyやXperiaの最新モデルやiPhone Proシリーズになれば10万円を超えてくるので、それから比べればまだ安いかと思いますが、高額は高額です。
実際、SoC(CPU)など説明されても人よりちょっとスマホに詳しい人以外は「なんのこっちゃ?」と思うかもしれません。
基本は価格が高くなればそれに比例してスペック(特に頭脳のSoC(CPU))やROMの性能が高くなります。
この部分の性能が上がると処理速度が上がるので、ハイグラフィックなゲームなどがカクツクことなくスムーズに遊べるようになってきます。
ただ逆を返せば、普段生活レベルで使用する、
- ネット検索
- YouTubeやネットフリックスの視聴
- LINEやSNSの利用
- Googleマップやビジネス系のアプリ
などでは、ここまでの高性能は必要ありません。
もちろん、「性能が高い」というのは素晴らしいことですし、良いことですが、普段が上記のような使い方であれば、3~4万円台でも十分な端末を購入できます。
当サイトでは年齢層が高めの方からもよくメールを頂きますが、何でも最新モデルではなく自分に合ったスマホを選んで頂ければと思います。
(※ちょっと話がズレましたが、ホントにお問合せが多いので書いてみました。)
もちろん、「ZenFone 7」も凄く良い機種なので購入の際は購入先のキャンペーンを絡めるとよりお得になるのでタイミングが合う方は活用しちゃいましょうね
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ZenFone 7の筐体・ディスプレイ
「ZenFone 7」は、6.67型フルHD+(2400×1080ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載。
このサイズはiPhone Pro MAX(6.7インチ)とほぼ同じ大きさになりますね。
筐体自体が約235gあるのでズッシリ感はありますが、コミックとか大画面で見ることができます↓
(※いま僕が凄くハマっているコミック「俺だけレベルアップな件」オススメです!!)
また、「ZenFone 7」はリフレッシュレート90Hz対応なので、画面操作がヌルヌルと滑る感じが快適です。
ですが、リフレッシュレートが90Hzって言われても「ピンッ」と来ないですよね苦笑
これは映像が1秒あたり何コマ表示できるのかを表す数値となっています。通常のスマホは60Hz駆動が標準になっているので約1.5倍になり、それが滑らかな画面表示となるわけです。
背面はツルツルしているので恐らくカバーを着けるかと思いますが、
▼筐体右側には電源ボタン兼指紋認証センサーと音量調節ボタンが設置されています。
▼下部にはUSB Type-Cポート、スピーカーが備わっており、上部にももう1つあるのでステレオ再生に対応に加えてハイレゾ対応しています。
▼上下共にベゼル幅が狭いの迫力ある大画面で動画や漫画が楽しめます♪
▼左側面にはSIMカードを挿し込むSIMスロットがあります。
▼SIMスロットは付属のSIMピンで押し込めば簡単に取り出せます。
SIMスロットはトリプルスロットになっていてnanoSIMカード2枚、microSDカード1枚搭載できるようになっています。
※格安SIMなどSIMカード単体で申し込む方は必ず[nanoSIM]を選びましょうね
ZenFone 7のカメラ
- 6400万画素のメイン広角カメラ
- 1200万画素の超広角カメラ
- 800万画素の光学3倍ズーム望遠カメラ
「ZenFone 7」は超広角+広角+望遠のトリプルカメラ。フリップさせればインカメラとしても使えるので、自撮りでも外側と同じ高性能なカメラで撮れます。
デフォのノーマルで撮影↓
↓ズーーーーム!↓
また、「ZenFone 7」は前作と同様に「フィリップカメラ」と呼ばれる機能を搭載しています。
カメラを起動させてシャッターボタンの右側にあるボタンをタップすると、背面カメラが180°回転してそのままインカメラとして使うことが可能です。
↓ ↓
他にはパノラマ機能もついてるので180°撮影も可能です。
ただ、ちょっとコツが必要なので最初は戸惑うかもしれません。上の写真は撮り直し3回目です笑
ZenFone 7のベンチマークテスト
ちょっとだけ難しいお話ですが、アプリを使ってその端末の性能を計測する「ベンチマークアプリ」という物があります。(※初心者の方はそこまで気にしなくて大丈夫です。)
今回はその中でも有名な「Antutu」というアプリを使いました。
Antutuベンチマークのスコアは以下の通り598826となりました。
GeekBench 5のシングル・マルチスコアは以下の通りです。
- シングル:923
- マルチ:3263
普通の方であれば、この数値が良いのか悪いのかも分からないかと思いますが、世間的に見て「メッチャ良い数値」です。さすがはハイエンドモデル。。
ZenFone 7の対応バンドについて
ZenFone 7の対応バンド(ネットワーク規格)は以下のとおりです↓
- 3G
W-CDMA:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 - 4G
LTE FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 29
TD-LTE:38 / 39 / 40 / 41 - 5GNR
Sub6:n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n20 / n28 / n38 / n77 / n78 - ドコモは5Gはn78、n79を使用
- KDDIは5Gはn77、n78を使用
- ソフトバンクは5Gはn77を使用
ZenFone 7の対応バンドでは、現状ドコモ回線、au回線、SoftBank回線(ワイモバイル)の全てに対応しています。
※5G規格にも対応していますが、利用先の通信事業社が5G回線を提供していないと使えないのでご注意ください。
▼有名処のワイモバイルやUQモバイルは公式サイトの動作確認端末一覧にもちゃんと記載されています。
▼楽天モバイルはSIMカードを挿しただけでAPNが完了しちゃいますが、現時点(2020年11月24日)では動作確認一覧には記載されていませんので、ご検討中の方はご注意ください。
ZenFone 7を格安SIMで使ってみよう
「ZenFone 7」はSIMフリースマートフォンなので、家電量販店やAmazonなどでも購入することが可能です。
また、IIJmioなどセット購入できるMVNOもあります。セット購入の方が割引やお得な特典が付きますし、購入&申込みが1回で済むので楽チンです。
今回利用した「IIJmio」もセット購入可能で、キャンペーンも行っていますのでタイミングが合う方は是非どうぞです。
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「ZenFone 7」のセットアップは5分で終わるよ
格安SIMを使ったセットアップはとっても簡単です。
ZenFone 7の電源をOFFにしたら、左側面にあるSIMスロットを取り出し、申し込んだSIMカードをセットして再び筐体に戻します。
(※ZenFone 7は「nanoSIM」を使います。)
SIMカードをセットしたら電源をONにし、「設定」>「モバイルネットワーク」>「アクセスポイント名」>「APN」の順で進み、APN一覧の中から該当するMVNOを選択すればOKです。
APN設定に関してはSIMカードと一緒に同封される説明書に詳しく記載されているので、そちらを参考にして頂ければと思います。
「ZenFone 7」レビューまとめ
以上が「ZenFone 7」の基本的なスペックや特徴です。
ZenFoneシリーズは毎回その時期に詰め込める最高のスペックをギュッ!っと凝縮されて発売しているイメージがあります。
- SoCはSnapdragon 865と最上クラス
- メモリ8GB、ストレージ128GB搭載
- 5000mAhの大容量バッテリー搭載
- リフレッシュレート90Hzに対応
- 幅広い対応バンド
- 急速充電、リバースチャージ機能に対応
- ノッチがない狭額縁ディスプレイ
- フリップカメラで撮影方法が多様
- ハイレゾ対応
- 格安SIM会社とセット購入なら7万円台で入手可能
ただしFeliCa/おサイフケータイ非対応、防水防塵非対応となっているので日頃からおサイフケータイを使っている方は注意が必要です。
(※PayPayやLINE PayなどQRコード型などは使えます)
この辺りがデメリットだといえますが、それ以外はコスパ性も高く、対応バンドも幅広く対応しているので利用先の格安SIM会社で困ることはないでしょう。