ドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」は、月額2,970円(税込)でデータ容量は20GB、追加料金なしで5Gに対応、既に先行申込みも開始されていますが、利用開始は2021年3月26日。
この記事では「ahamo」の料金プラン・概要、メリットやデメリット(注意点)をまとめましたので、ご検討中の方はぜひ参考にしてください。
目次
ahamo(アハモ)の特徴を含むメリットについて
ahamo(アハモ)の料金プランは月額2,970円で20GBのデータ通信のみ。また「5分以内の国内通話がかけ放題」もセットで使えます。
その他の主な特徴は以下のとおりです↓
- ahamoは2021年4月23日開始
- 料金は月額2,700円(2,970円税込)のみ(※機種代は別途)
- データ通信量は20GB
- データ超過時の速度は最大1Mbps
- データ追加は1GB/500円
- テザリングも追加料金なし
- ドコモと同じ回線利用で利用できる
- 同じ料金で4G/5G回線が使える
- 通話は国内通話5分かけ放題が利用可能
- 完全かけ放題は+1000円/月
- 海外82の国と地域で20GBのデータ通信ができる
- オンラインのみで契約ができる
- 事務手数料は無料
- アハモ利用可能機種は93種類(3/1より追加)⇒ 別記事で解説
- 同時購入端末もあり(3機種)(3/1より追加)
- 2年縛りはない。MNP転出手数料も無料
- ahamoにしても既存のファミリー割引対象にカウントされる※注意点あり(1/14追記)
- 故障対応は「オンライン修理受付サービス」で行う(対象機種はahamoで購入した機種に限定)
- dカード特典の追加(3/1より追加)
- キャリア決済は一部対応
- 店頭での対応開始(別途3300円の手数料)
- 5月27日より、ahamoのままドコモオンラインショップで機種変更が可能に
- Apple Watchの単体利用で必要になるワンナンバー導入の決定
追記:補足として細かい部分を掲載しておきます。
- ahamoではdocomoと異なりキャリアメールなど⼀部ご利⽤できないサービスがあります。
- ahamoは基本自分自身でオンライン申込みを行いますが、ドコモショップなどでのサポートを希望の場合は、「ahamoWebお申込みサポート」(税込3,300円)でサポートを受けられます。
- ただし、申込み時の端末操作・初期設定・データ移行などはサポート対象外となります。
- 初期設定・データ移行等のサポートを希望する方は「初期設定サポート」を別途申し込む形になります。⇒ 初期設定サポートに関する内容はこちら
- 国内通話は5分以内無料ですが、5分超過後は22円/30秒の通話料がかかり、「SMS」や他社接続サービスなどへの発信は別途料⾦がかかります。
月額20GB、2,970円、5分かけ放題付き
『ドコモ回線と同じ回線が20GB使えて月額2,970円+5分かけ放題付き』というシンプルで安い価格に注目が集まり話題を集めています。(※機種代金は別途)
また、基本容量の20GBを使い切ると速度超過の通信制限がかかりますが、下り最大1Mbpsに通信速度までと限界値は高めなのでLINEのトークやテキストメールくらいであれば十分に使える範囲なので、緊急連絡時でもまだ安心です。
この通信制限は1GBあたり500円を支払うことで解除できます。
この20GBのデータ容量は海外82の国々・地域でも追加料金なく利用可能となっており、テザリングも追加料金なしで利用できます。(※15⽇を超えて海外で利⽤される場合は速度制限がかかります。国内利⽤と合わせての容量上限です。)
↓ ↓
ahamo | LINEMO(ラインモ) | povo | |
回線 | ドコモ | ソフトバンク | au |
月額料金 | 2970円 | 2728円 | |
データ通信量 | 20GB/月 | ||
データ超過時 | 下り最大1Mbps | ||
5G | ○ | ○ (今期夏対応) | |
データ追加 | 1GB/500円 | ||
通信料 | 5分かけ放題 無料 | 5分かけ放題 550円 | 5分かけ放題 550円 |
esim | 対応 | ||
キャリアメール | 非対応 | ||
申込み先 | オンライン | オンライン LINEアプリから | オンライン |
利用開始 | 2021年3月 |
※情報は途中で変更になる可能性もあるので、随時修正追記をしていきます。
また、従来のdocomoの「ギガホ・ギガライト」も合わせて表にしてみました。
プラン | 月額料金 | データ容量 | 5分かけ放題 |
ahamo | 2,980 | 20GBまで | 無料 |
ギガホ | 6,980 | 無制限 | 700円/月 |
ギガライト | 3,980 | 7GBまで |
ahamoも場合は「家族割」などが組めないので、ギガホはその家庭構成で変化しますが、独身(単体契約)や夫婦(別々にキャリア契約)の方は「ahamo」の方が断然お得です。
完全かけ放題のオプションも常備
ahamoは基本料金に「5分以内の国内通話は何度でも無料」が含まれていますが、仕事なので長時間の通話が必要な方は、月額1,000円をプラスすれば、で完全かけ放題のオプションにも加入できます。
(※5分超過後は22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は別途料⾦ がかかります。)
新規・他社へのMNP転出費用、縛り期間など一切なし
ahamoには新規契約時に発生する事務手数料や、逆にahamoから他社へMNP時の転出手数料などは一切発生しません。
また、解約時も0円で解約できますし、昔みたいな定期契約期間もありません。
いつでも好きな時に無料で解約できますし、他社へMNP乗り換えすることが可能です!
海外82か国のローミングに追加料金は不要
海外に行かない方はスルーですが、ahamoは海外の82国と地域で20GBがそのまま使えます。本来であればローミング費用や何かしらの追加料金がかかりますが、ahamoは追加料金なしです。
(※15⽇を超えて海外で利⽤される場合は速度制限がかかります。国内利⽤と合わせての容量上限です。)
僕の友人はよく海外に行くので、友人もこれには驚いてました。
dカードの特典が追加:2021年3月1日
こちらは2021年3月1日に追記修正された内容となり、以下2つの特典が追加されました。
特典1:dカードボーナスパケット特典
ahamoの携帯電話番号を「dカード」または「dカード GOLD」の利用携帯電話番号として登録し、ahamoの料金の支払いにdカードまたはdカード GOLDを設定すると、「dカードの場合プラス1GB」「dカード GOLDの場合プラス5GB」の特典対象となります。
それぞれ速度の制限なく利用でき、この特典は2021年9月から提供予定です。
特典2:dカード GOLDご利用額10%還元特典
「dカード GOLD」を契約し、ahamoの携帯電話番号をdカード GOLDの利用携帯電話番号として紐付けたユーザーは、毎月のdカード GOLDの利用金額100円(税込)につき10%のdポイントが進呈されます。
進呈上限は300ポイント。こちらは2021年3月26日提供開始予定です。
ahamoの注意点(デメリット)について
ahamoは魅力的な部分が多いですが、注意点(デメリット)なども存在するので、事前にチェックしておきましょう。
現時点(2021年8月)で確認できる注意点やデメリットは以下のとおりです↓
- 申込み手続きやサポートはオンラインでのみ ← 5/19より機種変更可能に!
- ドコモメール(@docomo.ne.jp)は使えない
- 家族間通話は5分以上の通話は有料になる
- 光セット割がない
- 20歳以上(個人)でのみ契約ができる
- 法人契約はできない
- 支払いはクレジットカード・口座振替のみ
- 購入できるスマホは限定されるかもしれない:3/1より発表あり
ahamoの申込みはオンライン上のみ、店舗契約はできない⇒現在は有料に限りサポート有
追記:2021年5月19日より、ahamo契約者でもドコモオンラインショップから機種変更が可能となりました!
レビューはこちら↓
リリース当初だとahamo(アハモ)は「povo」や「LINEMO(ラインモ)」などと同じで新規申込みはオンラインのみとなり、全国のdocomoショップなどの実店舗契約には対応していませんでしたが、現在は有料サポートを行っています。
このサポートを希望の場合は、「ahamoWebお申込みサポート」(税込3,300円) をご利⽤します、
なお、お申込み時の端末操作は自分自身で行います。また、端末初期設定およびデータ移⾏などは サポートの範囲外となるので注意しましょう。
ドコモメール(@docomo.ne.jp)は使えない
僕自身がもう5年前にキャリアメールを使っていないので、どのくらい人に影響があるのかは分かりませんが、ahamoにするとドコモメールは使えなくなります。
そして既にご存じの方も多いかと思いますが、アーティストのファンクラブや任天堂などが注意喚起を行っています。
ニンテンドーアカウントのメールアドレスは、Webメール(GmailやYahoo!メールなど)にすることをおすすめします。
携帯電話会社(キャリア)が提供するメールアドレスを登録したまま、ahamoやpovo、LINEMOに乗り換えると、登録したメールアドレスの変更がご自身ではできなくなります。
— 任天堂サポート (@nintendo_cs) March 15, 2021
乗り換え後でも変更は可能ですが、本人確認など手間が増えてしまうのでキャリアメールで登録している方は事前にGmailなどのフリーメールアドレスへ変更しておきましょう。
家族間の通話は5分かけ放題は適用、光回線割引きはahamoは対象外
現在ドコモを家族全員で括っていたり、家の光回線をドコモ光で使っている方はちょっとややこしくなります。
組合せが各家庭によって異なりますが、家族の1人がドコモからahamo(アハモ)に乗り換えると、今まで使っていた家族間の通話は有料となります。
正確にはahamoには「5分かけ放題」が付いているので、同じ家族でも5分以上の通話は20円/30秒の通話料金が発生するので注意が必要です。
※追記:2021年1月14日
発表当初は家族がdocomo利用で、その内の誰かがahamoに抜けた場合は家族割対象外ということでしたが、内容が変更になりahamoも家族割の対象となりました。
また、その場合の注意点として、例えば家族で3回線以上利用している場合、各回線で1,000円割引+家族間の通話無料の特典が適用になりますが、この特典は「docomoを使っている家族のみ」が対象となります。
- 1回線目パパ(ドコモ本家)家族割引で1,000円割引+家族への通話無料
- 2回線目ママ(ドコモ本家)家族割引で1,000円割引+家族への通話無料
- 3回線目子供(ahamo)家族割引なし/家族への通話無料なし ※プランの5分カケホ範囲なら無料
3回線目がahamoを使っていてもカウントするので割引額が多い「3人以上」が適用され、パパとママは最大割引額になりますが、3回線目の子供は割引なしです。
家族への通話でも5分以内であればかけ放題ですが、5分以上の通話は通常料金が発生します。
また、docomoユーザーがqドコモ光を併せて契約することで月額料金が割引になる「ドコモ光セット割」についてもahamo回線からの申し込みは対象外となっています。
ですが、ahamoがドコモ光のペア回線となる場合、以下図のように同一「ファミリー割引」グループ内の「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」契約者については「ドコモ光セット割」の対象となります。
docomo公式:https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/pages/210114_00.html
それぞれ誰が「ギガホ・ギガライト」で契約しているのかでも合計金額が変わってくるので、家族全員ドコモユーザーで括っているという方は「ahamo×人数分 vs 毎月ドコモで払っているの請求金額」で比較してみてください。
全員ahamoにして、今の請求金額より安くなれば、ahamoの方が正解です。
ahamo(アハモ)で使える機種はAndroid72機種、iPhone21機種・購入できる機種
発表当初は不明だったアハモの取扱機種ですが、2021年3月1日に公式サイトより公開がありました。
AndroidスマホではXperia、Galaxy、SHARP、富士通、LG、HUAWEI、Google Pixel、などをメインにした72機種。
それ以外にもスマートフォン21機種(こっちの機種名はまだ確認できず)が対応するようで合計93機種とかなり多くのスマホで使えるようです。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が2021年3月26日(金曜)から提供する、ニューノーマル時代を切り開いていくデジタルネイティブ世代にフィットした、月間データ容量20GBを月額2,700円(税別)でご利用いただける新たな料金プラン「ahamo(アハモ)」に、Androidスマートフォン72機種が対応します。また、その他のスマートフォン21機種も合わせた、全93機種でahamoのプランをお使いいただけます。
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2021/03/01_02.html
ahamoに対応するiPhoneは以下の通り。
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XS Max
- iPhone XS
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8 Plus
- iPhone 8
- iPhone 7 Plus
- iPhone 7
- iPhone 6s Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6 Plus
- iPhone 6
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone SE(第1世代)
シリーズ的には古いiPhone 6やiPhone SE(第1世代)の利用も可能なので、幅広い層のiPhoneユーザがahamoを使うことが可能となっています。
細かい注意点ですが、iPhone 6、iPhone 6 Plusはネットワークサービス(発信者番号通知や着信通知など)が設定できないので利用を検討している方は覚えておきましょう。
また、ahamoでは他社製品の持込みの場合はSIMロック解除が必須となりますが、利⽤端末がドコモで提供している通信⽅式とは異なる通信⽅式のみに対応している機種の場合、また SIMロック解除がなされていない場合についてはahamoをご利⽤いただくことはできません。
ahamoの公式サイトでも注意事項として記載されています。
https://ahamo.com/supportedmodel-list/supportedmodel-list-iphone.pdf
ドコモ版スマホ以外を使うのは自由ですが、それに対する保証がないので個人的にはドコモユーザー以外の方は、他社が提供している通信プランを利用する方が良いと考えています。
auであれば「povo」を。Softbankであれば「LINEMO」を。
ahamoで購入できる端末について
気になっていた同時購入端末ですが、ahamoではahamoサイトで購入可能な端末が3機種発表になりました。
- iPhone 11(64GB/128GB/256GB):43,930円~
- Galaxy S20 5G SC-52A:67,200円~
- Xperia 1 II SO-51A:71,500円~
発売日は3月26日から開始。その他、ケータイ保証サービスにもオンラインで対応とのこと。
iPhone 11に関してはApple Storeよりも2万円以上も安い設定なのでこれは狙い目ですね。
「GPS+Cellular」モデルのApple Watchを使っている方は注意しよう
docomoの場合、iPhoneとApple Watch (GPS+Cellularモデル) とで電話番号を共有する付加機能はワンナンバーサービスと呼ばれるオプション契約(月額550円)が必要になります。
ですが、ahamoではワンナンバーサービスには対応していないのでApple Watch単体での利用はできなくなります。
使えないとなると「GPSモデル」となり、iPhoneが側にあれば今まで通り使えますが単独で使うことができなくなってしまうので、Apple Watchを使っている方は確認が注意が必要です。
この他にもドコモからahamoに乗り換えて利用できない主なサービスは以下の通り。
- spモードコンテンツ決済サービス
- ドコモメール
- ドコモ電話帳
- データ保管BOX/dフォト(写真お預かり機能)/クラウド容量オプション
- いちおしパック
- 留守番電話サービス
- メロディコール
- イマドコサーチ
- ワンナンバーサービス
当サイトでも新しい情報が確認でき次第追記していきます。
ahamo(アハモ)まとめ
ahamo(アハモ)は月額2,980円で20GBなので、外出先でも動画視聴を多く使うユーザーにとってはベストなプランかと僕は初見で感じました。
毎日電車通学で高校に通う娘はahamoに乗り換えようと考えています。
逆に、自宅や職場などがWi-Fi環境に恵まれている方や、毎月3GB以内に収まる方であれば格安SIMの方が安くなるのでahamoには向きません。
そういった細かい部分を踏まえて、今後「ahamo」の新情報を追っていきましょう
(2021年1月13日追記)
これで既存キャリアが出揃ったので最後に一覧表にしてみました。
↓ ↓
ahamo | LINEMO(ラインモ) | povo | |
回線 | ドコモ | ソフトバンク | au |
料金 | 2,970円 | 2,728円 | 2,728円 |
データ通信量 | 20GB/月 | ||
データ超過時 | 下り最大1Mbps | ||
5G | ○ | ○ (今期夏対応) | |
データ追加 | 1GB/550円 | ||
通話料 | 5分以内の通話かけ放題付き | 5分かけ放題:550円/月 完全かけ放題:1650円/月 24時間使い放題:220円/日 | |
完全かけ放題は1100円/月 | |||
esim | 対応 | ||
キャリアメール | 非対応 | ||
申込み先 | オンライン | オンライン LINEアプリから | オンライン |
利用開始 | 3月26日 | 3月17日 | 3月23日 |