この記事では2021年7月2日に発売されたXiaomi(シャオミ)のMi 11 Lite 5Gのレビューをしています。
Xiaomiだと「Redmiシリーズ」も人気ですが、今回の「Mi 11 Lite 5G」は初の「おサイフケータイ(FeliCa)に対応」や性能面ではSoCに「Snapdragon 780G」とミドルレンジ帯では最上位モデルが43,800円(税込)で買えてしまう。といった内容で注目を集めています。
※価格は購入場所によって異なります。
ということで、この記事では「Mi 11 Lite 5G」の基本スペックや特徴、利用できる格安SIMやキャリアの新ブランドをまとめているので、「これからMi 11 Lite 5Gを購入しよう」と検討中の方は参考にしてください。
また今回レビューする「Mi 11 Lite 5G」は国内版です。販売場所によっては「グローバル版(海外版)」もあるので、購入の際は注意してください。
目次
「Mi 11 Lite 5G」の対応バンドと使える格安SIMについて
国内版「Mi 11 Lite 5G」の対応バンド(周波数帯)は以下のとおりです。
- FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 32 / 66
- TD-LTE:38 / 40 / 41
- 5G NR:n1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n20 / n28 / n38 / n40 / n41 / n66 / n77 / n78
https://www.mi.com/jp/product/mi-11-lite-5g/specs
そして、
- ドコモ系SIM:4Gで重要なバンド1・3・19
- au系SIM:4Gで重要なバンド1・3・18/26
- ソフトバンク系SIM・ワイモバイル:4Gで重要なバンド1・3・8
- 楽天モバイル:4Gで重要なバンド3・18/26
4G LTEでは優秀で理論上は国内のキャリアバンドは全てカバーしています。
僕も全てではありませんが、以下の手持ちのSIMを使って試したところ問題なく使えました。
以下、実験済み↓
通信事業社 | 備考 | 公式サイト |
マイネオ | ドコモ、au、ソフトバンク回線に対応 | 公式サイト |
IIJmio | ドコモに対応、au回線に対応 | 公式サイト |
UQモバイル | au回線に対応 | 公式サイト |
Ymobile | ソフトバンク回線に対応 | 公式サイト |
楽天モバイル | 楽天回線に対応 | 公式サイト |
ahamo | ドコモ回線に対応 | 公式サイト |
povo | au回線に対応 | 公式サイト |
LINEMO | ソフトバンク回線に対応 | 公式サイト |
※au回線系のSIMに関しては基本「IOT完了製品」に記載がないとMVNO側では「非対応機種」という形で記載されます。ただし、記載がないだけであって「=使えないではありません」。ですが記載がないと自己責任になってしまうので心配な方はau回線系のSIMは避けておきましょう。
SIM会社によっては「Mi 11 Lite 5G」にSIMを挿しただけで「自動でAPNが完了」したり、SIMを挿してから「APN一覧から選択する」など複数のパターンがあります。
自分が試した限りでは問題なくAPNは完了しましたが、万が一上手く行かなかった時には手動で各社のAPN情報を新規作成⇒保存⇒選択しましょう。
「Mi 11 Lite 5G」をセット購入できる格安SIM会社
「Mi 11 Lite 5G」は人気機種なのでセット販売が可能な事業社も多いです。
・IIJmio (一括払いが17,800円 すぐ品切になるので小まめにチェック必須)
この他にも家電量販店(ビックカメラ・ヨドバシ)での取り扱いもあるので実機を見たい方は近くの実店舗を覗いてみてください。
なお、実店舗よりもMVNOのセット購入の方がキャンペーン適用でお得になるので、少しでも安く購入したい方はMVNO経由を推奨します。
また、発売してから数週間が過ぎると中古を扱うショップ(イオシス)などにも出回ってきたりもします。
「Mi 11 Lite 5G」の特徴
- OS:MIUI 12(Android 11ベース)
- 6.55インチ(2400 × 1080)
- 画面比率は20:9
- 有機ELディスプレイを搭載
- SoCは「Snapdragon 780G」を搭載
- 5G対応
- 本体サイズ:高さ:160.53mm、横幅:75.73mm、厚さ:6.81mm
- リフレッシュレート90Hzに対応
- Wi-Fi 6に対応
- 重さは159gと軽量
- 背面上部に指紋認証センサーを搭載
- 顔認証による画面ロック解除にも対応
- メインメモリ(RAM)6GB、ストレージ(ROM)128GB
- 4250mAhバッテリーを搭載
- 最大6400万画素を含むトリプルカメラを搭載
- おサイフケータイ対応し電子決済が可能
- IP53の防水防塵である程度濡れても使える(水没は不可)
- 最大33Wの急速充電に対応
- 3.5mmのイヤホンジャックは非対応(変換アダプタは付いている)
- eSIMには非対応
- Bluetooth 5.2に対応
- 端末価格:43,800円(税込)※販売箇所で異なる
- カラバリ:トリュフブラック、シトラスイエロー、ミントグリーン
4万円代では最強クラス「Snapdragon 780G」を搭載
「Mi 11 Lite 5G」は性能面のSoCは「Snapdragon 780G」を搭載し、ライバル機のReno5 Aの「Snapdragon 765G」よりも性能は上になっています。
700番台なので位置づけ的にはミドル帯になりますが、「Snapdragon 888」と同じ5nmプロセッサーと第6世代AIエンジンを搭載しているので、もうほとんどハイエンドクラス仕様になっています。
通常であれば7〜8万円台のスマートフォンですが、それを4万円台でやってしまうから最近のXiaomiって凄いですよね汗
ディスプレイはみんな大好き有機ELディスプレイ
「Mi 11 Lite 5G」は、6.55インチの解像度フルHD+(2400 × 1080)の有機ELディスプレイが採用されています。
また、10ビット(10億7000万色)の表示や、広範囲の色域を表現できる「DCI-P3」、HDR10+に対応しているので、画面の鮮明さがより際立ちます。
リフレッシュレートは90Hzまで対応しており、タッチサンプリングは最大240Hzまで。
表面は強度が高い「Gorilla Glass 6」を採用。防水防塵はIP53まで対応してます。
(※IP53は水しぶきなどの水圧は大丈夫ですが、水没までは対応していないのでご注意を)
ポップでとにかく薄い。厚さはたったの約6.81mm
「Mi 11 Lite 5G」のチャームポイントの1つにもなっていますが、厚さがたったの6.81mmしかありません。
他機種と比較しても薄いですし、実際に手に持つと体感レベルで『薄っっww』ってなります笑
Mi 11 Lite 5G | 約6.81mm |
iPhone 12 mini | 約7.4mm |
Galaxy S21 5G | 約7.9mm |
OPPO Reno5 A | 約8.2mm |
AQUOS sense4 Plus | 約8.8mm |
また、カラーバリエーションはトリュフブラック、シトラスイエロー、ミントグリーンの全3色。
今回僕はミントグリーンを購入しました。
かなり可愛らしい色味なので、男性であればブラックの方が無難かと思います。
全体的にもスタイリッシュですし、加えて重さも159gしかないのでかなり人気が出ると予想しています。
- 本体
- TPUクリアケース
- フィルム(貼付済)
- 有線イヤホン変換アダプタ
- SIMピン
- 説明書等
▼右側面は音量ボタンと指紋センサ付き電源ボタンが設置されています。
▼上側面にはリモコン用の赤外線ブラスターとマイクが設置されています。
▼下部にはSIMスロット、マイク、USB-Cポート、スピーカーが設置されています。
▼SIMスロットは両面式になっており、片面がnanoSIM、もう片面がnanoSIMかSDカードの排他スロットになっています。ほとんどの方はSIMカードとmicroSDの使い方になるかと思います。
4250mAhバッテリーに33W急速充電も対応
「Mi 11 Lite 5G」のバッテリー容量は4250mAhと飛びきり大容量という訳ではありませんが、ライバル機と言われている「Reno5 A」が4000mAhなので軍配が上がっています。
また、33Wの急速充電を搭載しています。同封されている33W専用充電機を使えば「バッテリー0から100」まで1時間チョイで完了します。(使用年数によって異なる)
急速充電に慣れてしまっていると急速非対応だと、体感レベルでストレスを感じてしまうので僕にとっては重宝します。
イヤホンジャックとeSIMは非対応
「Mi 11 Lite 5G」には有線のイヤホンジャック(3.5mm)は非対応となっています。
その代わりにアタッチメントが付属であるので有線イヤホンを使いたい場合にはこちらを使いましょう。
僕はワイヤレスイヤホンがメインなので特に不満はありませんが、娘は未だにイヤホンジャックを重要視しています。
娘)『イヤホンジャックあれば充電無しで使えるし、最悪コンビニでも買えるんだよ!』
とのことです。(現代っ子はイヤホン必須みたいです)
また、eSIMには対応していません。
eSIMに関してはまだ正直そこまで普及しておらず、SIMカード(物理SIM)が使えるので現状ではそこまで大きなデメリットでは無いと僕は感じています。
一部の人気通信会社で使うには別途購入が必要になる
上記でも触れていますが、
「Mi 11 Lite 5G」は以下の3社でセット販売が可能です。
・OCNモバイル(goo Simseller) (20,000円(税込)頻繁に品切なので争奪戦)
・IIJmio (MNP限定で一括払いが19,980円、24回払いが月841円)
セット購入であれば新規申込みやMNP転入の手続きがスムーズです。
また、セット購入であれば端末の割引キャンペーンで端末価格が約半額になるので安く購入したい方にもオススメです。
一方、上記以外の「楽天モバイル」「Y!mobile」「UQモバイル」などでは取扱いがないので、「Mi 11 Lite 5G」を別途購入してから、「SIMのみ+MNP」という形で申込みましょう。
1つ手間がかかりますが、「SIMのみ」でも高額のポイント還元や現金キャッシュバックがあるので、恩恵は大きいです。
・楽天モバイル(新規事務手数料無料、SIMのみ+MNPで20,000円相当のポイント)
・Y!mobile(新規事務手数料無料、SIMのみで最大10,000円分のPayPay)
・UQモバイル(SIMのみ+MNPで最大10,000円のキャッシュバック)
「Mi 11 Lite 5G」のカメラ
「Mi 11 Lite 5G」の、背面カメラは広角のメインカメラ(6,400万画素)、ワイド画角の超広角カメラ(800万画素)、接写用のマクロカメラ(500万画素)のトリプルレンズです。
- メインカメラ(6,400万画素)
- 超広角カメラ(800万画素)
- マクロカメラ(500万画素)
インカメラは2,000万画素のみのシングル構成です。
写真は得意ではないのですが、テスト撮影でも普通に綺麗な写真が撮れました。
室内デフォ撮影は少し暗い印象ですね。
また、掲載画像はファイル容量の関係上圧縮を行っています。
オリジナルはコンテンツ用のインスタにアップしているので、参考になれば幸いです。
⇒ インスタグラム
レビューまとめ:「Mi 11 Lite 5G」はコスパ重視のSIMフリースマホ!
以上が、「Mi 11 Lite 5G」で使える格安SIMなどの通信事業社や基本スペックのレビューでした。
「Mi 11 Lite 5G」はハイエンドモデルに近い性能を「Snapdragon 780G」を搭載し、6.55インチの有機ELディプレイに加えて、たった重さ159gの6.81mmの薄型ボディーにおサイフケータイ等を詰め込んだ超コスパ仕様となっています。
その一方で、防水性はほどほど(濡れはOKだが水没はNG)、イヤホンジャック非搭載、eSIM非搭載という注意点もあるので、購入前には認知しておきましょう。
僕が実際に触った感じだとチープさも見られませんし、かなり気に入っています。
現状で友人などSIMフリースマホ初心者さんから『どれを買ったらいいかな?』と聞かれたら間違いなく「Mi 11 Lite 5G」は第一候補に挙げますね。
また、対応バンドが優秀なので規格上では国内で扱っているMVNO(格安SIM)やキャリアの新ブランドという選択肢が広いのも特徴の1つです。
「Mi 11 Lite 5G」発表時点では、MVNOでIIJmio、goo Simseller(OCN モバイル ONE)、BIGLOBEモバイルの3社の取扱いとなっており、同時に端末割引キャンペーンも併用しています。
ユーザー数の多い楽天モバイル、Y!mobile、UQモバイルでの取扱いは発表されていないので、これらの会社で利用する場合は別途購入して、「SIMのみ+MNP」で申し込む形になります。