この記事ではモトローラの「moto g32」を楽天モバイルで使ってみたレビュー記事です。
この後説明していきますが、「moto g32」は楽天モバイルの4Gで重要なバンド3・18に対応しています。
実機レビューを行いましたので検討中の方の参考になれば幸いです。
目次
まずは楽天モバイルで「moto g32」を使ってみよう
それでは、「moto g32」の特徴や性能は後記にして、まずは実際に楽天モバイルで使えるのか試していきましょう。
結論から先に言ってしまうと、moto g32は楽天モバイルでちゃんと使えます。
moto g32×楽天モバイルの対応バンドをチェック
冒頭でも少し触れていますが、「moto g32」は楽天モバイルの対応バンド3/バンド18に対応しています。
- FDD LTE:1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28
- TD-LTE:38 / 40 / 41
楽天モバイルの周波数帯 | 対応 |
Band 3(4G FDD LTE/1.8GHz) | ○ |
Band 18(4G FDD LTE/1.8GHz) | ○ |
- Band 3 [1.7/1.8](1730MHz~1750MHz/1825MHz~1845MHz)
楽天モバイルで唯一の周波数帯。
- Band 18 [800 MHz](815MHz~830MHz/860MHz~875MHz)
auのBand 18を楽天モバイルの基地局が繋がらない地域(サポートエリア)で用いられているローミング用。
moto g32は5Gには非対応
moto g32は5G回線には非対応となっています。
現時点では特に不自由する場面はないので、個人的には全く問題ありません。
楽天モバイル公式の動作確認について
「楽天モバイルでこの端末は使えるのか?」という1つの目安になるのが「動作確認済み一覧」です。
現時点(2023年6月時点)で「moto g32」の記載はしっかりとあるので安心して使うことができます。。
https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/byod/
moto g32を楽天モバイルで使う手順
ここからは、「moto g32」をMNPで楽天モバイルで使う手順を解説していきます。
大まかな基本の流れは以下のとおり↓
- moto g52j 5Gを購入する
- 利用中の携帯会社からMNP予約番号を発行する(2023/5/24移行はMNPワンストップの導入により利用可能なキャリアであれば取得不要でOKです)
- 楽天モバイルへ申し込む
- 開通手続き(MNP転入)をする
- moto g32で楽天モバイルの通信設定をする
- 楽天リンクのインストールをする
手順①:moto g32を購入する
楽天モバイルでは「moto g32」は販売していないので、別途購入になります。
「moto g32」は、ヨドバシやヤマダ電気などの家電量販店やAmazonなどで購入が可能です。
楽天市場でも販売しています。楽天ポイント還元もあるのでチェックですね。
「moto g32」は一部のMVNOでも取扱があるので、もし「自分は楽天モバイルじゃなくてもいいよー」という方はIIJmioでも扱っています(2023年6月時点)。
上記2社は端末の割引なども実施しています。
手順②:MNP予約番号を取得する
2023年5月24日より「MNPワンストップ」が開始となり、MNP予約番号の取得なしで楽天モバイルへの申込みが可能となります。(※通信事業者サイトのログインが必要となりますので、ログインに必要な情報を準備しておきましょう)
https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/mnp/fast-convert/
——-
「moto g32」の準備が完了したら、現在利用中の携帯会社から電話番号を移動するために「MNP予約番号」を発行します。
各社のMNP予約番号は以下手順で取得します。
docomo | ドコモスマホから「151」へ電話をかけ、MNP予約番号発行希望を伝える。「My docomo」からの取得も可能 |
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au | auスマホ・一般電話から「0077-75470」へ電話をかけ、MNP予約番号発行希望を伝える。「My au」からの発行も可能 |
SoftBank | SoftBankスマホから「*5533」へ電話をかける。一般電話からは「0800-100-5533」 |
Y!mobile | 「my Y!mobile」にアクセス>MNP予約関連手続きをタップする」→「注意事項確認」→「4桁の暗証番号入力」→「本人確認をする」→「MNP予約番号の発行」→アンケートに答える→「予約番号発行の転出時期を選択」→予約番号取得 |
UQモバイル | 「my UQmobile」にログインした後、「契約確認・変更」のタブを選択>料金プランの「詳細を確認・変更する」をタップ>「MNP予約」をタップ |
発行されるMNP予約番号には15日間の期限がありますが、楽天モバイルへMNP乗り換えをするにはこの有効期限が10日以上必要になります。
手順③:楽天モバイルへ申し込む
MNP予約番号を取得したらそのまま「楽天モバイル」へ申し込みましょう。
今回既に「moto g32」を先に購入しているので、楽天モバイルでは「SIMのみ」を申し込む形になります。
料金プランも1つしかないので、公式サイト「お申し込み」から、
- プランを選択する
- nanoSIMを選択する
- 「この内容で申し込む」
の順番で進みます。
後は「楽天ID」でログインし、基本情報の入力・本人確認書類のアップロード(もしくはeKYC)・クレジットカード情報の入力などを済ませれば完了です。
楽天モバイルの申し込みは必ず[本人確認書類(免許証や保険証)・クレジットカード]が必要になるので、予め準備しておくとより申込みがスムーズです。
本人確認書類の詳細は楽天モバイル公式サイトにも専用の解説ページがあるので、合わせ参考にしてください。
申込みに関しては、楽天モバイル公式サイトでも専用のページが用意されているので、そちらも合わせて参考にしてください。
手順④:楽天モバイルの開通手続きをする
楽天モバイルからSIMカード(nanoSIM)が届いたら利用中の通信事業社から楽天モバイルへMNP転入手続きを行います。
転入手順は以下のとおり↓
お手持ちのスマホやPCから「my 楽天モバイル」へアクセス
↓
「my 楽天モバイル」内の右上にあるメニューをタップ
↓
「お申し込み履歴」を選択
↓
該当する申込み番号をタップ
↓
「MNP転入する」をタップで完了
同封されているスタートガイドにも手順は書いてます。
公式サイトでの説明はこちら↓
また、MNP開通するタイミングは開通手続きする時間で当日中か翌日かに分かれます。
受付時間 | MNP完了時間 |
9:00~21:00 | 当日中 |
21:01~翌8:59 | 翌日9:00以降 |
また、楽天モバイルへ電話番号が切り替わった時点で、それまで利用していた通信事業社は自動的に解約となります。
手順⑤:moto g32で楽天モバイルの初期設定を行う
開通手続きが完了したら最後に「moto g32」で楽天モバイルのSIMカードが使えるように初期設定を行います。
とは言っても初期設定は凄く簡単です。
▼まず「moto g32」の電源をオフにした状態で、下部にあるSIMスロットを取り出して楽天モバイルのSIMカードをセットし再び戻します。
▼その後に電源をオンにするとAPN(初期設定)は完了しています。
自動APNとなっているので、僕は最初から「moto g32」に楽天モバイルのSIMカードを挿した状態で端末の初期設定を行っちゃいました。
僕の環境下では何回やっても自動でAPNは完了しましたが、万が一上手く行かない時はAPNの新規作成を手動で行いましょう。
手順⑥:「Rakuten Link」のインストールをする
最後は「moto g32」で楽天モバイルの通話アプリ「Rakuten Link」の初期設定を行います。
設定といってもGoogle Playストアからインストールし、認証を行うだけなのでサクっと済ませておきましょう。
- Rakuten Linkのインストール
- アプリを起動し、楽天アカウントでログインする
- 電話番号で認証を行う
- 初期設定後に通話・Messageが可能
電話番号による認証は番号を入力すれば自動で進むので特に難しいことはありません。
Rakuten Linkはキャンペーンの適用条件になっていることが多いので、利用開始後は必ずインストールしておきましょう!
機種変更の方はデータ移行をしよう
楽天モバイルへ乗り換えるタイミングで「moto g32」に機種変更する方は旧端末からデータ移行をおこないます。
Android端末のデータ移行は「Googleアカウント」を使った手順が基本です。因みに僕もGoogleアカウントを使っています。
最近ではデータ移行のアプリなどもあるので、数年前よりとても簡単仕様になっています。
注意点として挙げるのであれば、端末内のデータは新機種側で「アプリとデータのコピー」で全て移行します。
ですが、LINEアプリは別途引き継ぎ作業が必要となります。
- LINEアプリのアカウントとパスワードをしっかり確認しておく
- [ホーム]>[設定]>[トーク]>[トーク履歴のバックアップ⋅復元]をタップ
- [Google ドライブにバックアップする]をタップ
- [設定]>[アカウント引き継ぎ]をオンにする
- 準備完了
- LINEアプリを起動でログインをタップ
- 自身の電話番号とパスワードを入力
- SMSを受信>OKをタップ
- 「おかえりなさい○○」という表示されるので「はい、私のアカウントです」をタップ
- トークを復元するので「はい、トーク履歴を復元します」をタップ
- 「トーク履歴を復元」画面で「Googleアカウントを選択」をタップ
- 完了
これが一連の流れになります。
また、現在は「QRコード」を使った移行も可能になっており、より簡単にLINEの移行が行えます。
https://guide.line.me/ja/migration/
1つ注意ですが、「moto g32」でLINEアプリが使えるようになったら、旧端末側のLINEアプリは使ってはいけません。
スマホアプリ版のLINEは、複数のスマホから同一のアカウントにはログインできない仕様になっています。これはセキュリティを高める目的からですが、「他端末ログイン許可設定」を行っていない状態で旧端末側のLINEを使うと自動で初期化されるので注意しましょう。
⇒ LINEアプリ移行手順解説(公式)
別ウィンドが開きます。
まとめ
以上がmoto g32を楽天モバイルで使ってみたよ」レビューでした。
・SoC: Snapdragon 680
・OS: Android 12
・ディスプレイ: 6.5インチ/液晶ディスプレイ
・解像度:2,400×1,080(FHD+)
・高さ:161.78mm、横幅:73.84mm、厚さ:8.49mm
・リフレッシュレート最大90Hzに対応
・RAM: 4GB
・ROM: 128GB
・デュアルスロット(Nano SIM×2)
・MicroSDカード対応(最大1TBまで対応)
・5,000万画素(メイン、f/1.8)、800万画素(超広角、118°、f/2.2)、200万画素(マクロ、f/2.4)
・デュアルスピーカー搭載
・5,000mAhバッテリー、最大30W急速充電に対応
・Bluetooth5.2
・指紋センサ、顔認証
・重さ 184g
・防塵防水:IP52に対応
・おサイフケータイ非対応
・イヤホンジャック対応
・価格:28,800円(販売店によって異なる)
今回の「moto g32」はSoCにSnapdragon 680を搭載しています。
AnTuTu Benchmarkの総合スコアは約27万点前後。ハイグラフィックのゲーム用途には向きませんが普段使いには十分な性能となっています。
また、5Gには非対応となっていますが、個人的には全く気にしていません
メモリとストレージは4GBと128GBのみで、別途microSDカードスロットで最大1TBまで拡張可能。
最近の機種はRAM6GBが多いですが、moto g32はRAM4GBなのでこの辺りはエントリー価格のスマホといったところですね。
一般用途では困ることはありませんが、何十のタブ開きや重いゲームをプレイするとカクツキが起こります。
また、「おさいふケータイ」は使えませんがディプレイ表示がリフレッシュレート90Hzに対応し、Dolby Atmos対応のデュアルスピーカーを搭載、急速充電にも対応しているのは嬉しいポイントですね。
因みに、MNPであればIIJmioやOCNモバイルONEでセール価格を行っているので、楽天モバイルに強い拘りがなければそちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
最後に「moto g32」は充電器とUSB-Cケーブルが付属していません苦笑
箱を開けると充電器とケーブル部分が空っぽの状態になっているので何も知らない方は「え!?」とかなり驚くかと思います苦笑
30Wの急速充電に対応しているので、充電器を持っていない方は予め購入して起きましょう。
僕がいつも使っている充電器 ⇒ Anker PowerPort III Nano 20W:Amazon