この記事ではpovo(ポヴォ)の料金プランや概要、メリット・メリットをまとめています。
※現在の新規申込みは全て「povo2.0」となっています。。
なので、前半では「povo 2.0」を、後半では旧プラン「povo 1.0」を解説しています。
※よく「pavo(au)」と間違える方がいますが、正確には「povo」です。
※2021年9月29日より[povo 2.0]がリリースになりました。この記事はpovo1.0時に執筆したので、2.0の申込み手順と開通手続きは別記事を参考にしてください。
目次
povo 2.0の特徴とメリット
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2021/09/13/5388.html
「povo 2.0」の基本内容は以下のとおり。
- ペースプラン:0円
- データトッピング(1GB・3GB・20GB・60GB・150GB)
- データトッピングを付けない場合は128kbpsの速度
- 180日間以上有料のトッピングを付けないと利用停止や解約になる可能性がある
- データ量超過で速度が128kbpsに制限
- ギガ活でデータ通信量がもらえる
- 通話トッピング(5分かけ放題/24時間かけ放題)
- 通話トッピングなしは国内通話料:22円/30秒の通話料金
- 国内SMS送信:3.3円/通
- コンテンツトッピング(DAZN/smash)
- eSIMに対応している
- オンラインのみで契約ができる
- 事務手数料は無料
- povo1.0を利用中の方がpovo2.0へ変更する場合はSIM交換が必要
「povo2.0」は毎月の基本料が0円のベースプランを基準とし、6種類の「データトッピング」、通話かけ放題などの「通話トッピング」、実質20GBが2,163円/月で利用できる60GB(90日間)やDAZNやsmash.が一定期間データも含めて使い放題になる「コンテンツトッピング」などを、必要に応じて自分好みにカスタム利用できるプランとなります。
データ通信のトッピングについて
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2021/09/13/5388.html
容量 | 料金 | 使用期間 |
1GB | 390円 | 7日間 |
3GB | 990円 | 30日間 |
20GB | 2,700円 | 30日間 |
60GB | 6,490円 | 90日間 |
150GB | 12,980円 | 180日間 |
使い放題 | 330円 | 24時間 |
データトッピングとは、月単位で決まった料金支払いではなく、自身で必要なデータ容量を購入する仕組みとなっています。
また、容量プランによって使用期限が異なっているのが特徴。
容量が多いプランほど1日あたりのデータ使用料金が安くなるので、最初から旧プランと同じ20GBで契約を考えていた方であれば、仮に150GBのトッピングにすることで月々の料金が20GBあたり1,730円となり1,000円/月も安くなります。
通話トッピングについて
「povo2.0」の通話料金に関しては、従来と同じトッピング形式となっており、必要であればトッピングを追加することによって、5分かけ放題や完全かけ放題の利用が可能となっています。
- 通話トッピング5分かけ放題:550円
- 通話かけ放題:1,650円
日々の生活がLINEの無料通話などで問題なければ、トッピングの必要はありません。
その場合は、30秒/22円の通常通話料金での利用となります。
コンテンツトッピングについて
利用者以外は特にメリットはありませんが、「povo 2.0」では動画コンテンツのDAZN、smash.もトッピング利用が可能です。
- DAZN(7日間):760円
- smash.(24時間):220円
povo 2.0の特徴とデメリット
「povo 2.0」のデメリットに関しては、旧プランと基本は同じになります。
- 手続きとサポートはオンラインでのみ
- キャリアメールは使えない
- 家族間通話は有料になる
- 家族割、光セット割がない
- 対応機種はauスマホでVoLTE対応のAndroid端末、iPhone8以降
- povo公式サイトでの端末購入はできない(auオンラインショップで購入可)
- povo 1.0を利用中の方はSIMカードの変更が必要になる
- LINEの年齢認証サービスは非対応
現時点でもpovo公式サイトでは端末購入ができないので、今後機種変更などを希望する方は「auオンラインショッピング」で機種変更する形となります。
特に新型のiPhoneやAndroid端末の発売も同じ機種変更という形で購入が可能となっています。
詳しくは別記事にて解説しているので、そちらを参考にして頂けると幸いです。
また、既にpovo(povo 1.0)を利用している方が「povo 2.0」へ変更する際にはマイページからSIMカードの交換が必要となります。
https://povo.jp/faq/search/index.html?freeword=povo1.0%E3%81%8B%E3%82%89povo2.0
更に、povo 2.0では「LINEの年齢認証サービスに非対応」となります。(povo 1.0では対応)
以上が2021年9月下旬から開始になる「povo2.0」の概要・メリット・メリットでした。
旧プラン:povo1.0の特徴とメリット
povo(ポヴォ)の料金プランは月額2,480円で20GBのデータ通信のみ。かけ放題などは任意のオプションとしてカスタムできるようになっています。
その他の主な特徴は以下のとおりです↓
- povoは2021年3月23日から
- 料金は月額2,480円(税別)のみ
- データ通信量は20GB
- データ超過時の速度は最大1Mbps
- データ追加は1GB/500円
- auと同じ回線利用で利用できる
- 同じ料金で4G/5G回線が使える(5Gは夏頃予定)
- eSIMにも対応(3月23日から対応)
- 契約は20歳以上の個人の方
- 留守番電話サービスはありません
- スマイルハート割引は対象外
- かけ放題などは追加オプションで自分好みにカスタマイズ
- オンラインのみで契約ができる
- キャリアメールは非対応
- キャリアメールで登録してあるサイトやファンクラブは事前に変更しおく
- 契約事務手数料、解約手数料は無料
- 縛りはない。MNP転出手数料も無料
- auやUQモバイルへの移行も無料
- 対象端末はauで提供しているVoLTE対応のAndroid端末とiPhone8以降の端末
- SIMフリースマホも対応
- auキャリア決済(auかんたん決済)に対応
- Apple Watch「ウォッチナンバー」に対応
また、「povo」は基本料金を月額2,480円:20GBとし、その他のオプションは「追加トッピング」という形で自分好みにカスタマイズして使える仕様になっています。
現在発表されているのは以下の4つ。
- 「データ使い放題 24時間」200円/24時間
- 「データ追加 1GB」500円/月
- 「5分以内通話かけ放題」500円/月
- 「通話かけ放題」1,500円/月
個人的には1日限定の使い放題になる「データ使い放題 24時間・200円」は面白いと感じました。
月額2,480円・20GB・通話オプションはカスタム可能
povo(ポヴォ)は月額2,480円で20GBのデータ通信ができる料金プランとなっています。
通話の「かけ放題」はオプション制となっているので、普段LINEなどの無料通話で事足りてしまう方は料金を「ahamo」や「LINEMO(ラインモ)」よりも料金を抑えることが可能となっています。
通常発信の場合は20円/30秒の従量制となるので長電話をする方は注意しましょう。
- 「5分以内通話かけ放題」500円/月
- 「通話かけ放題」1,500円/月
4G/5G共に同額の料金で利用可能。5Gは2021年夏ごろを予定
povoも「ahamo」「LINEMO(ラインモ)」「楽天モバイル」と同様に5G回線の利用でも基本料金の値上げはありません。ただし、5G回線の利用開始は2021年夏ごろを予定としており、現時点では明確な日時は発表されていません。
また、eSIMの利用も可能となっていますが、こちらも具体的な日程はまだ不明となっています。
auやUQモバイルからの移行手数料は無料
既存のauやUQモバイルユーザーからpovoへの移行手数料は無料となります。その逆のpovoからau/UQモバイルへの移行も同様に無料となります。
実際に僕もUQモバイルからpovoへ乗り換えてみましたが、無料でした。
旧プランpovo 1.0のデメリット(注意点)について
特徴の1つでもありますが、気になるpovoのデメリット・注意点を確認してみましょう。
- 契約はオンラインのみで
- キャリアメールは非対応
- 家族割・au光回線割はない
- 家族間通話は有料
- 対応機種はauスマホでVoLTE対応のAndroid端末、iPhone8以降
pavoの契約はオンラインのみ
pavoは「ahamo」や「LINEMO(ラインモ)」と同じオンラインのみでの契約スタイルとなり、実店舗での契約はできません。
年に何度も実店舗に出向く方や店員さんに全てをやってもらわないと出来ない方はpovoには向かないのでご注意を。
キャリアメールは非対応
auからpovoへ乗り換えるとキャリアメールは非対応になります。
既にご存じの方も多いかと思いますが、アーティストのファンクラブや任天堂などが注意喚起を行っています。
ニンテンドーアカウントのメールアドレスは、Webメール(GmailやYahoo!メールなど)にすることをおすすめします。
携帯電話会社(キャリア)が提供するメールアドレスを登録したまま、ahamoやpovo、LINEMOに乗り換えると、登録したメールアドレスの変更がご自身ではできなくなります。
— 任天堂サポート (@nintendo_cs) March 15, 2021
乗り換え後でも変更は可能ですが、本人確認など手間が増えてしまうのでキャリアメールで登録している方は事前にGmailなどのフリーメールアドレスへ変更しておきましょう。
家族割やau光割などはない
povo(ポヴォ)は単独契約向けに特化した料金プランなので、au、UQモバイルのような家族割や光セット割で料金を安くする割引サービスはありません。
これは家族間通話も有料になるので、家族間の通話時間が長い方にはpovoはあまり向かないので、auやUQモバイルの方が良い場合もあります。
ただし、UQモバイル2020年2月よりスタートする新料金プラン「くりこしプラン」では家族間の割引サービスは廃止となるので、希望する方は旧プランの間に申込みましょう。
https://www.ispr.net/sim/uqmobile-sin-plan/
povo対応機種について
※2021年2月25日より追加情報が更新されました。
au VoLTE対応機種:Android
現時点(2021年6月30日)でauで提供された機種(auスマホ)のVoLTEに対応しているAndroid機種となります。
■21春モデル
- Galaxy A32 5G
- SCG08 AQUOS sense5G
- SHG03 かんたんケータイ KYF41
■20秋冬モデル
- Xperia 5 II SOG02
- Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06
- Google Pixel 5
- Galaxy A51 5G SCG07
- Galaxy Z Fold2 5G SCG05
- Galaxy Z Flip 5G SCG04
■20夏モデル
- Xperia 1 II SOG01
- Galaxy S20 5G SCG01
- Galaxy S20+ 5G SCG02
- Galaxy S20+ 5G BTS Edition SCG02
- Galaxy S20 Ultra 5G SCG03
- AQUOS R5G SHG01
- OPPO FIND X2 Pro OPG01
- AQUOS zero5G basic DX SHG0
- Mi 10 Lite 5G XIG01
- ZTE a1 ZTG01
- Xperia 10 II SOV43
- Galaxy A41 SCV48
- AQUOS sense3 basic SHV48
- GRATINA KYV48
■20春モデル
- Galaxy Z Flip SCV47
■19秋冬モデル
- Galaxy Fold SCV44
- Xperia 5 SOV41
- Galaxy Note10+ SCV45
- AQUOS zero2 SHV47
- Xperia 8 SOV42
- AQUOS sense3 plus サウンド SHV46
- AQUOS sense3 SHV45
- Galaxy A20 SCV46 BASIO4
■19夏モデル
- Xperia 1 SOV40
- Galaxy S10+ SCV42
- Galaxy S10 SCV41
- AQUOS R3 SHV44 TORQUE G04
- HUAWEI P30 lite Premium HWV33
- Galaxy A30 SCV43
- AQUOS sense2 かんたん GRATINA KYF39
■19春モデル
- URBANO V04 mamorino5
以上がau VoLTEに対応している機種の一部です。更に過去機種に関しては公式サイトでご確認お願いします。
povo対応iPhone
iPhoneに関してはiPhone8以降のシリーズが対象機種となります。(2024年3月時点)
- iPhone 15 シリーズ
- iPhone 14 シリーズ
- iPhone 13 シリーズ
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone SE (第2世代)
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XR
- iPhone XS Max
- iPhone XS
- iPhone X
- iPhone 8 Plus
- iPhone 8
SIMフリーや他キャリア端末などはpovoが正式にリリースとなり次第、当サイトでも検証していきます。
Apple WatchのGPS+Cellularモデルを使っている人は要確認
こちらもまだ不明ですが、Apple Watchのモバイル通信が可能なモデル(GPS+Cellular)を使っている方は注意が必要です。
Apple Watchには「GPSモデル」と「GPS+Cellularモデル」の2種類があります。
そして、auやdocomo、ソフトバンクなどのキャリア契約でApple Watchを使っている方の場合、「GPS+Cellularモデル」を使っている方も多いと思いますが、povoに乗り換えるとCellular版の「モバイル通信(Apple Watch単体で使える機能)」が使えなくなる可能性があります。
仮に、povoで対応していないと「GPS+Cellularモデル」でも常に「モバイル通信機能がオフの状態」となり、実質的にGPSモデルと同じ使い方になるので、モバイル通信機能を重要視している方は注意です。
Apple Watchを使っている方は既に生活の一部となっているかと思うので、この辺りの情報が明確になるまでは乗り換えるのを待ちましょう。
追記:2021年3月12日
ナンバーシェアには引き続き対応していませんが、povo公式Twitterからウォッチナンバーの引き継ぎは可能になったとアナウンスがありました。
\auでご契約のiPhoneがあれば #povo でもウォッチナンバー利用対応!/
お問い合わせいただいておりました「ウォッチナンバー」について、
auからpovoに移行された場合は、引き続きご利用いただけます。— povo (@povo_official) March 12, 2021
povo(ポヴォ)まとめ
povo(ポヴォ)は月額2,480円で20GBとなり、通話(かけ放題)はオプション形式となっています。
20GBあれば日常生活の普段使いであれば十分な容量ですし、通話のほとんどがLINE無料通話で事足りる方にとっては月額料金がahamoなどと比較して安く済ませることができるベストなプランかと僕は初見で感じました。
逆に、自宅や職場などがWi-Fi環境に恵まれている方や、毎月3GB以内に収まる方であれば格安SIMの方が安くなるのでpovoには向きません。
毎月少量プランでOKな方はUQモバイルの「くりこしプランS」方が更に月額料金を抑えることが出来るので、そちらを選びましょう。
また、現状キャリアの方は端末購入で「○○お返しサポート」を利用している方も多いと思うので、その辺りもpovoだとどーなるのかに注目が集まるかと思います。
そういった細かい部分を踏まえて、今後「povo(ポヴォ)」の新情報を追っていきましょう
そしてこれで既存キャリアが出揃ったので最後に一覧表にしてみました。
↓ ↓
ahamo | LINEMO(ラインモ) | povo | |
回線 | ドコモ | ソフトバンク | au |
料金 | 2,970円 | 2,728円 | 2,728円 |
データ通信量 | 20GB/月 | ||
データ超過時 | 下り最大1Mbps | ||
5G | ○ | ○ (今期夏対応) | |
データ追加 | 1GB/550円 | ||
通話料 | 5分以内の通話かけ放題付き | 5分かけ放題:550円/月 完全かけ放題:1650円/月 24時間使い放題:220円/日 | |
完全かけ放題は1100円/月 | |||
esim | 対応 | ||
キャリアメール | 非対応 | ||
申込み先 | オンライン | オンライン LINEアプリから | オンライン |
利用開始 | 3月26日 | 3月17日 | 3月23日 |