この記事では、楽天モバイル(アンリミット)の自社スマホ&5G対応の「Rakuten BIG(楽天ビッグ)」を使った実機レビューです。
基本的な「スペックや特徴」や「楽天ビッグを利用していく上での注意点」に絞って解説しているので、ご検討中の方は参考になれば幸いです。
※現在は販売終了となっており「Rakuten BIGs」になっています。
> Rakuten BIGの設定手順 <
目次
Rakuten BIG(楽天ビッグ)の基本的な情報
楽天ビッグのサラっとした基本情報はは以下の通りです。
- ディスプレイサイズは6.9インチ
- Android 10
- ハイエンドのSnapdragon 765G
- メモリ6GB/ストレージ128GB
- ディスプレイは有機EL
- メインカメラは6400万画素を含むクアッドレンズ
- インカメはディスプレイ内蔵型インカメラを搭載
- microSDカードの利用可能
- eSIMのみ!(物理SIMは使用不可)
- Sub6とミリ波の5G通信に対応
- VoLTEは楽天モバイルのみ対応(docomo、au、SoftBankには非対応)
- FeliCaに対応
- 防水防塵に対応 (IPX8 / IP6X)
- ステレオスピーカー、リフレッシュレート、ワイヤレス充電は非対応
- 価格は6万9800円(10/21時点)
「Rakuten BIG」(楽天ビッグ)は楽天モバイルの自社製品となる5G対応のスマートフォンになります。
名前が「ビッグ」なだけに、スペックもSoCにはSnapdragon 765G、6GBメモリ、128GBストレージを搭載し、メインカメラもクアッドの4眼仕様で、6400万画素の広角レンズカメラに加え、800万画素の超広角レンズカメラ、200万画素のマクロレンズカメラ、200万画素の深度測位カメラを搭載したハイレンジクラス仕様となっています。
また、6.9インチの大型ディスプレイ(2460×1080)やフロントカメラは画面に埋め込んだ新しい「フロントカメラ内蔵ディスプレイ」を採用を搭載、おサイフケータイや防水防塵などにも対応。
5Gに対してもサブ6とミリ波の両方に対応しています。
価格も6万9800円(税込)と価格だけ見るとスペック的にも十分納得レベルに仕上がっていますね。
ただし、画面が大きいのもあって重さが227gであったり、ステレオスピーカーやリフレッシュレート、ワイヤレス充電には全部非対応といった、本来これくらいの価格であれば搭載しているかな?という部分が欠けているのも気になりました。
また、上記でも触れていますが『楽天ビッグはeSIM専用機』となります。
楽天モバイルで使っている分には問題ありませんが、今後「楽天ビッグを持って他社へ乗り換え」という考えは現時点では推奨できません。
■4G LTE
- FD-LTE:1 / 3 / 4 / 5 / 7 / 12 / 17 / 18 / 19 / 26 / 28
- TD-LTE:38 / 41 / 42
■5G NR
- 5G(Sub6):Band n77
- 5G(ミリ波):Band n257
※楽天VolTEのみ対応。ドコモ、au、ソフトバンクのVoLTEには非対応
Rakuten BIGの外観
この「Rakuten BIG」は最初、娘と一緒に開封したのですが、二人とも『デッカ!!』でした笑
ディスプレイサイズが6.9インチと大型ディスプレイなので、動画視聴やゲームとの相性はピッタリです。ついでに最近購入した「iPhone 12 Pro」と並べるとこんな感じです↓
また、筐体が大きい分重量も227gあるので片手操作の場合は小指を酷使しそうです汗
筐体カラーはレッド、ブラック、ホワイトの3色。
今回はブラックですが外で撮影するとダークブルーに見えちゃいますね。
ガラスフィルムやケースは純正の物が楽天市場でも購入可能です。
▼右側面は電源ボタンとボリュームキーが設置されています。
カメラ部分の出っ張りもそれほど気になりませんが、自分はカバーを付けちゃう派です。
▼筐体下部にはUSB タイプ-Cとカードスロットがあります。
ここで注意。
このスロットは「SIMカードスロット」ではありません。
Rakuten BIGはeSIM専用機なので、ここに入るのはデータ拡張用のmicroSDカードのみです。
Rakuten BIGのカメラについて
背面カメラは4眼仕様で、6400万画素の広角レンズカメラに加え、800万画素の超広角レンズカメラ、200万画素のマクロレンズカメラ、200万画素の深度測位カメラを搭載します。
▼以下、届いてすぐの試し撮りでポートレートモードや通常撮影ですが僕には十分過ぎますね。(天気曇り)
インカメラはディスプレイ内蔵型を採用
Rakuten BIGの特徴の1つでもあるのですが、インカメラはディスプレイに内蔵されています。
よーーーく見ると薄っすら見ますが、これによって本当のフルディスプレイになるので結構感激します。
Rakuten BIG購入時の注意点について
「Rakuten BIG」をセットで申し込む際には、現時点(2021年3月)では、
- SIMタイプを「eSIM」で申し込む
- 端末でRakuten BIGを選択する
とそれぞれ選択します。
その時、最初SIMタイプは以下画像のように「nanoSIM(物理SIM)」になっているので、必ず「eSIM」をタップして変更しておきましょう
そのまま選択すると、楽天アカウントを使って申込み内容の確認へと進みます。
その時に以下画像のように、「eSIM Rakuten UN-LIMIT V」と「Rakuten BIG」の2つが表示されていれば、ちゃんと両方の選択が完了している。ということが確認できます。
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VoLTEは楽天モバイル以外非対応だよ
もう1つの注意事項として、Rakuten BIGは自社のVoLTE以外対応していません。
「VoLTE(ボルテ)」とは、高速モバイル通信「LTE」を使って音声通話をするというものになります。音声データをデジタルデータに変換しパケット扱いにして、LTE回線を使って通話をするというものです。仕組みは「050アプリ・LINE」などのIP電話に似ていますし、現在は多くのスマートフォンで採用されています。
楽天モバイル公式より引用(https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/smartphone/rakuten-big/#spec)
現在では、多くの通信事業社がVoLTEに移行してきているので、ドコモ・au・SoftBank回線でVoLTEに非対応になっていると、音声通話が使えない可能性大になってしまうので半強制的にRakuten BIGは楽天モバイルだけで使う。ということになります。
今後、Rakuten BGを持って他社へ乗り換えた時、データ通信やLINEなどの無料通話は問題ありませんが、通常の音声通話にリスクがあることは覚えておきましょう。
Rakuten BIG(楽天ビッグ)の初期設定手順について
「Rakuten BIG」とeSIMを申し込むと別々に届くので、到着後ご自身で初期設定を行います。
とは言っても、Rakuten BIGを起動させて、台紙裏面のQRコードを読み込み、マイページへログインして、申込み番号をタップするだけで完了しちゃいます。
Rakuten BIGの初期設定手順は公式サイトにも専用ページが用意されているので、申込み後は以下ページで予習しておきましょう。
公式より引用(https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/smartphone/rakuten-big/support/setting/)
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直接設定手順を確認したい方はこちら
> Rakuten BIGの設定手順 <
[Rakuten BIGの設定手順]
言語の設定
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利用するWi-Fiネットワークの設定
↓
アップデートの確認で数秒放置
↓
データ移行を行う方はここで「コピー」
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Googleアカウントの設定
↓
規約等の同意
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画面ロックなどの設定
↓
eSIM設定
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「my 楽天モバイル」へ
「my 楽天モバイル」へログインの後は「開通手続き」をタップすれば完了です。その他の設定は不要で、音声通話・データ通信も利用可能です。
初期設定が完了したら最後に「Rakuten Link」の初期動作もやっておきましょう。
楽天リンクは初回だけ電話番号認証と楽天IDでログインします。
楽天モバイル公式サイトでも初期設定手順の専用ページがあるので、合わせて参考にしてください。
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Rakuten BIG「5G」の対応エリアについて
Rakuten BIGは5Gに対応していますが、現時点では(2021年3月)まだ僕が住んでいる地域はまだエリア対応していません。
対応エリアはまだかなり少ないのですが、実際楽天モバイルに限らず僕は「5Gの恩恵を完全に受けられるのはまだ1年~2年先かなー」と考えているので、あまり気にせず気長にまっています笑
楽天モバイルの5G対応エリアについては公式サイトでもチェックできるので、今後を楽しみに待ちましょう
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まとめ:向き不向きが分かれる機種だけど楽天モバイル専用端末として評価は高い
以上が「Rakuten BIG」の実機レビューでした。
まだ届いてから数日しか経っていないので、今後の使用で変わっていきますが初見は『好き嫌いがハッキリ分かれるであろう』と感じました笑
普段僕はインカメを全く使わない人間なので(むしろインカメ無くてもいい人)、全く目立たない内蔵ディスプレイは好感が持てますし、おかげで動画視聴など大画面が楽しめます。
一方、「Rakuten BIG」はeSIM専用機と限定なので他社での利用は今のところほとんど選択肢がありません。
仮に出てきたとしても、音声通話VoLTEが楽天のみなので、実質的な楽天縛りとなっています。
この他にも、高リフレッシュレート非対応、シングルスピーカー、ワイヤレス充電非対応など、同じ6万円台の機種と比較した時に性能面で少し負けてしまう部分も多々あるのも事実です。
特に大きな拘りがなければ、同じ楽天モバイル対応機種である「Galaxy S10」を選ぶという選択肢もあるので、この辺りは好みになるかなと思います。
どちらも、楽天モバイルで行われるキャンペーン対象になる機種なのでタイミングが合った時はぜひ検討してみてくださいね。