楽天モバイルが第4弾となるオリジナルスーマートフォン「Rakuten BIG s(楽天ビッグエス)」が発表となりました。
6.4インチのSnapdragon 765Gを搭載するミドルレンジ上位モデル、おサイフケータイ(FeliCa)、有機ELディスプレイの本体価格50,980(税込)となります。
実機を交えたレビューを含め基本的な「スペックや特徴」や「Rakuten BIG s」を利用していく上での注意点」に絞って解説しているので、ご検討中の方は参考になれば幸いです。
目次
Rakuten BIG s(楽天ビッグエス)の基本的な情報
Rakuten BIG s(楽天ビッグエス)のサラっとした基本情報はは以下の通りです。
- ディスプレイサイズは6.4インチ
- Android 10
- ハイエンドのSnapdragon 765G 5G
- メモリ6GB/ストレージ128GB
- ディスプレイは有機EL
- メインカメラは約4000万画素 (広角) + 約800万画素 (超広角) + 約800万画素 (望遠) + 約200万画素 (深度測位)の4眼構成(クアッドレンズ)
- インカメは1600万画素
- eSIMのみ(物理SIMは使用不可)
- Sub6とミリ波の5G通信に対応
- VoLTEは楽天モバイルのみ対応(docomo、au、SoftBankには非対応)
- FeliCaに対応
- 防水防塵に対応 (IPX7 / IP6X)
- 指紋認証・顔認証に対応
- ステレオスピーカー、リフレッシュレート、ワイヤレス充電は非対応
- バッテリーは3900mAh
- 約204g
- 価格は実質1万4980円(2022/2/9時点)
ネーミングでちょっとややこしくなりそうですが、「Rakuten BIG」小型化したといっても主流サイズの6.4インチ採用なのでグリップなどは使いやすいかと思います。
ディスプレイは2340 x 1080解像度(HDR10対応)の大画面有機ELディスプレイを搭載。CPUにはSnapdragon 765Gを採用。RAM容量は6GB、ストレージ容量は128GBとなっています。
また、ホワイトは4月21日発売し、クリムゾンレッドは5月以降順次、ブラックは6月以降順次発売となっています。
僕はレビュー用として購入するのでホワイトを購入しました。
また、注意点とて「Rakuten BIG」同様に「Rakuten BIG s」はeSIM専用機となっています。
物理SIM(SIMカード)は使えないので注意しましょう。
それと、VoLTEも楽天モバイルのみ対応となっており公式ではdocomo、au、SoftBankには非対応となっています。
ネット上では「他の通信事業社のeSIMでも使えました」というのを見かけますが、自己責任となり、楽天モバイルの公式サイト側でも記述がないので僕は推奨していません。
Rakuten BIG sの初期設定を済ませよう
Rakuten BIG s」と「eSIMの台紙」が届いたら初期設定を済ませていきましょう。
(※新規申し込みの方はMNP転入手続きは関係ありません。)
まずは、「Rakuten BIG s」の電源を入れて、Googleアカウントや認証などの設定をしていきます。
旧スマホから「Rakuten BIG s」へ機種変更する方は途中の「アプリとデータのコピー」を使ってデータ移行を行っていくので、事前にGoogleアカウントでバックアップを取っておきましょう。
そのまま「eSIMの設定」へ進めていきます。
その後「my 楽天モバイル」を立ち上げ最新バージョンへアップデートさせます。基本的に流れにそって進めていくので難しいことはありません。
↓ ↓
ホーム画面になったらそのまま初期設定を進めていきます。
「Rakuten BIG s」と一緒に同封してあったeSIM台紙裏面のQRコードを読み取り>楽天アカウントでログイン後、「my 楽天モバイル」の申し込み番号をタップします。
MNPの方 | 申し込み番号をタップ>転入を開始するをタップ>申し込み番号を再度タップ>楽天回線の開通手続きをタップ>「my 楽天モバイル モバイルネットワークに接続します」と表示されるので「接続」をタップ>完了 |
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新規の方 | 申し込み番号をタップ>楽天回線の開通手続きをタップ>「my 楽天モバイル モバイルネットワークに接続します」と表示されるので「接続」をタップ>完了 |
開通手続きの「MNP」と「新規」の手続きはどちらも「my 楽天モバイル(マイページ)」から行います。
初期設定も、開通手続きも5分くらいで終わる簡単な作業なので初心者の方でも安心してください。
また、楽天モバイル公式サイトでも「Rakuten BIG s」の初期設定専用ページがあるので、合わせて参考にして頂ければと思います↓
初期設定が完了したら最後に「Rakuten Link」の初期動作もやっておきましょう。
楽天リンクは初回だけ電話番号認証と楽天IDでログインします。
楽天モバイル公式サイトでも初期設定手順の専用ページがあるので、合わせて参考にしてください。
↓ ↓
以上で「Rakuten BIG s」の初期設定および、開通手続き、楽天リンクの初期設定などすべて完了です。
Rakuten BIG s購入時の注意点について
「Rakuten BIG s」をセットで申し込む際には、、
- SIMタイプを「eSIM」で申し込む
- 端末でRakuten BIG sを選択する
とそれぞれ選択します。
その時、最初SIMタイプは以下画像のように「nanoSIM(物理SIM)」になっているので、必ず「eSIM」をタップして変更しておきましょう
Rakuten BIG sの外観
上記でも少しふれていますが、「Rakuten BIG s」は6.4インチサイズの有機ELディスプレイを搭載したeSIM専用スマートフォンです。
いまとなってはそれほど驚かないサイズになりましたが、見た目よりも重量(204g)を感じたのが正直な感想です。
因みに、デフォルト状態で楽天関連のアプリが2画面に渡ってビッシリインストールされているので、ちょっと整理が必要かと思います苦笑。
カラバリはホワイト、ブラック、クリムゾンレッドの3色展開ですが、2021年4月21日の発売時点ではホワイトのみとなっています。
右側面には音量キーと電源ボタンが設置されています。
カメラ部分も横からみてもそれほど出っ張っていないので、個人的には気にならないレベルです。
専用のケースも公式サイトで販売しているので、希望する方は申し込みの段階で一緒に購入しておきましょう。
上部にはレシーバーやイヤホンジャック(3.5mm)などが設置。
下部にはスピーカーや充電ポートタイプCなどが設置されています。
「Rakuten BIG s」のカメラは約800万画素 (超広角) + 約4000万画素 (広角) + 約800万画素 (望遠) + 約200万画素 (深度測位)の4眼構成(クアッドレンズ)仕様になっています。
僕はあまりカメラが得意な方ではありませんが、基本的にはAI機能が”花”など被写体別に良~~感じに撮影してくれます。
思いの他、接写も綺麗に撮れます。
掲載している写真はファイルの重さの関係で圧縮していますので、オリジナル写真はコンテンツ用のインスタにを参考にして頂けると幸ですm(__)m
「Rakuten BIG s」と「Rakuten BIG」の比較
最後に今回発売された「Rakuten BIG s」と「Rakuten BIG」を表にしてみて、簡単にことなる点をチェックしておきましょう。
Rakuten BIG s | Rakuten BIG | |
価格 | 50,980円 セット申込みで5,000円分の楽天ポイント | 49,800円 セット申込みで25,000円分の楽天ポイント |
SoC | Snapdragon 765G | |
ディスプレイ | 約6.4インチ有機EL(2,340 x 1,080 ピクセル) | 約6.9インチ有機EL(2,460 x 1,080 ピクセル) |
サイズ | 約160 x 79 x 9 mm | 約174 x 80 x 9 mm |
重さ | 約204g | 約227g |
5G | Sub6 + ミリ波 | |
メモリ/ストレージ | 6GB / 128GB | |
カメラ | 約800万画素 (超広角) + 約4,800万画素 (広角) + 約200万画素 (深度測位) + 約800万画素 (望遠) | 約800万画素 (超広角) + 約6,400万画素 (広角) + 約200万画素 (深度測位) + 約200万画素 (マクロ) |
バッテリー | 3,900 mAh | 4,000 mAh |
防水/防塵 | IPX7 / IP6X | IPX8 / IP6X |
生態認証 | 顔・指紋 | 指紋 |
筐体カラー | ホワイト / ブラック / クリムゾンレッド |
主な異なる点は以下のとおり
- 画面・本体サイズの小型化
- カメラレンズ構成の変化
- 防水性能がちょっぴり低下
- Rakuten BIG sには生体認証に顔認証が追加
根本的に筐体サイズが異なるので、その辺りの部分は好みで左右されるかと思います。
しいて言えば、楽天モバイル(アンリミットⅦ)とセット申し込みをした場合の得られるポイント還元の部分に大きな違いがあります。(7/2時点)
Rakuten BIG s | 端末価格 39,980円+事務手数料無料19,000ポイント還元 = 実質価格 20,980円 |
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Rakuten BIG | 販売終了 |
サイズ感に問題がなければ「Rakuten BIG」の方がお得に購入できます。(BIG sもその内ポイント付くとは思うんですけどねーー)
まとめ
「Rakuten BIG s」はミドルスペックの最上位に位置する性能を誇っているので、実生活に関する仕様であれば問題なく使うことが可能です。
前作の「Rakuten BIG」と基本スペックは同じですあ、サイズ感が違うので『あんまり大きいサイズのスマホは、、』という方には「Rakuten BIG s」はピッタリですね。
また、重複になりますが「Rakuten BIG s」はeSIM専用機となるので、楽天モバイル以外での利用は選択肢の幅が狭くなります。
もう1つ注意点として、公式サイトでは「音声通話のVoLTEが楽天モバイルのみ」となっているので、必然的に楽天モバイルのみでの利用となります。
(※ネット上では他社のVoLTEでも使えたという書き込みも見れますが、この場合は完全な自己責任となることも頭に入れておきましょう。)
総合的に「Rakuten BIG s」はミドルスペック帯としてスッキリとした仕上がりの1台になっています。
これから楽天モバイルへの乗り換え・機種変更を気に「Rakuten BIG s」の購入を考えている方は、今回のレビューが参考になれば幸いです!