この記事ではシャオミの「Redmi 9T(国内正規版)SIMフリー」を楽天モバイルで使ってみたレビュー記事です。
「Redmi 9T」は17,490円(税込)と低価格ながらもカメラ性能に優れ、普段使いには申し分ない「Snapdrgaon 663」を搭載、そして6.53インチ大画面のSIMフリースマートフォンとなります。
この「Redmi 9T」は対応バンドも幅広く、楽天モバイル(アンリミット)の4Gで重要なバンド3・18(26)に対応しています。
元々、楽天モバイル(アンリミット)では自社製品以外の端末だと一部利用できない機能があります。
ですが、「Redmi 9T」は対応バンドに対応し、尚かつ端末代が安い・画面が大きい・電池持ちが良いという感じ。
と、いうことで僕も早速Amazonから購入して使ってみました。
実機画像を交えて楽天モバイルでの使い方、注意点をレビューしているので気になっている方は参考にしてくださいね。
「Redmi 9T」は中古市場で購入が可能です。
価格も下がっているので「イオシス」といった中古ショップでも購入が可能です。
目次
まずは楽天モバイル(アンリミット)で「Redmi 9T」を使ってみよう
「Redmi 9T」の特徴や性能は後記にして、まずは楽天モバイル(アンリミット)で使えるのかを試してましょう。
「Redmi 9T」を楽天モバイルで使うザックリとした手順は以下のとおり↓
- Redmi 9Tを別途購入
- 楽天モバイルのSIMカードを申込み
(※MNPの方は先に予約番号を取得しておく) - SIMカードが届いたらAPN設定
手順①:「Redmi 9T」を別途購入する
「Redmi 9T」は楽天モバイルで販売していないので別途購入が必要です。
僕はAmazonで購入しましたが、「ヨドバシ.com」などの家電量販店でも扱っているので自分のポイントになるお得な所で購入しましょう。
手順②:楽天モバイルでSIMカードのみを申込み
楽天モバイルでSIMカード(nanoSIM)を申込みます。
他社から電話番号移行のMNPで楽天モバイルへ転入する方は以下の公式サイト手順ページを参考にしてください↓
手順③:楽天モバイルのSIMカードが届いたらAPN設定をする
楽天モバイルのSIMカードが届いたらさっそく「Redmi 9T」にセットしていきましょう。
(※僕はSIMカードを抜き挿しする時は必ず端末の電源はオフにしています。)
因みに「Redmi 9T」のSIMトレイはトリプルスロットになっているので、楽天モバイルのSIMカードは「1」の部分にセットします。(「2」でも問題はないのでお好みで)
SIMスロットに楽天モバイルのSIMカードをセットしたら再び、「Redmi 9T」にセットして電源をONにします。
楽天モバイルのSIMカードが入った状態で「Redmi 9T」を起動させると自動でAPNが完了したので、手動で設定する必要はありません。表示も「Rakuten」になります。
Androidの機種によっては「Redmi 9T」のように自動でAPNが完了してしまう機種もあります。因みに別記事でレビューしている【Redmi Note 9S】もAPNは自動で完了しました。
Rakuten Linkのインストールについて
インターネット環境が完了したら次は「Rakuten Link」をインストールしていきます。
この「Rakuten Link」は新規申込みでもらえるキャンペーン対象の条件になっていることが多いのでネット接続の完了後はそのままの流れでインストールしちゃいましょう。
楽天モバイルのキャンペーンは別記事でまとめているので、合わせて参考にしてください。
「Redmi 9T」の場合はGoogle Playからインストールします。
起動後はご自身の楽天IDでログインし、電話番号を入力して認証を行います。
特に難しいことはしないので、流れに沿って進めて行けばOK。
発着信も普通に問題なく使えます。
通話品質は環境によって若干異なる気もしますが、音声の遅延などは僕は感じられませんでした。
個人的にLINEの無料通話の方が音質は良いですが、この部分はもっと改良されていくかと思っています。
2021年からアップデートになる「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」は毎月の通信量が1GB以下なら基本料金が0円なので完全無料の電話として使えるのも凄いですよね。(凄い時代だ。。)
楽天リンクに関しては別記事でまとめているので、細かい内容に関してはそちらを参考にして頂けると幸いです。
また、直接楽天モバイル公式サイトで確認したい方はこちらからどうぞです↓
Redmi 9Tのスペック・外観などをチェック
それでは、次は国内正規版(SIMフリー)「シャオミ Redmi 9T」の基本的なスペックを確認しておきましょう。
- OS:Android 10
- ディスプレイ:6.53 インチ
- フルHD+(2340×1080)
- SoC:Snapdragon 662
- RAM:4GB
- ROM:64GB
- 背面カメラ:4800万画素(標準)+800万画素(120°広角)+200万画素(マクロ)+200万画素(深度)のクアッドカメラを搭載。
- インカメラ:800万画素
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac (周波数帯域:2.4GHz/5GHz)
- 指紋センサー:顔認証、指紋認証(側面)、加速度センサ、近接センサ、ジャイロ、コンパス
- トリプルスロット(nano×2、MicroSDカード最大512GB)
- 18Wの急速充電に対応
- FeliCa/おサイフケータイは非対応
- イヤホンジャック:あり
- USB:Type-C
- バッテリー:6000mAh
- サイズ/重量:77.3 x 162.3 x 9.6mm
- 198g
- 2G: GSM: B2/3/5/8
- 3G: WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19
- 4G: TDD-LTE: B38/40/41(2545-2650MHz)
- 4G: FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28
(公式サイト(Redmi 9T)の詳細スペックはこちら)
Redmi 9Tの性能面について
「Redmi 9T」はSoC(CPU)に「Snapdragon 662」を搭載しています。
これは楽天モバイルでも発売している「OPPO A73」と同じ性能となっており、部類的にはエントリーモデルとなっています。
ついでに主な項目を表にしてみました。
項目 | Redmi 9T | OPPO A71 |
SoC(CPU) | Snapdragon 662 | |
メモリ | ROM 64GB/RAM 4GB | |
画面サイズ | 6.53インチ | 6.44インチ |
ディスプレイ | フルHD+ | 有機EL |
バッテリー | 約6000mAh | 約4000mAh |
重さ | 198g | 162g |
メインカメラ | 4800万画素(標準) 800万画素(120°広角) 200万画素(マクロ) 200万画素(深度) | 1600万画素(標準) 800万画素(超広角) 200万画素(モノクロ) 200万画素(ポートレート) |
おサイフケータイ | 非対応 | |
SIM | nanoSIM×2 DSDS対応 | nanoSIM+eSIM DSDS対応 |
価格 | 17,490円 | 30,800円 |
性能自体は同じなので、どこに要点を置くかで異なりますが赤文字の部分が比較対象になるかと思います。
Redmi 9Tのベンチマークについて
よくスマホの性能を数値化したのを「ベンチマーク」と呼ばれます。このベンチマークは普段の生活だと99%使わないので初心者の方はスルーして大丈夫です。
何となーく「Redmi 9T」はこのくらいの数値性能なんだという認識でOKです。
実際に「AnTuTu」を使ってベンチマークスコアを計測した結果がコチラです↓
同じ性能を積んでいる「galaxy A7」のベンチマークが約14~15万点なのに対して「Redmi 9T」は185714点でした。
「Redmi 9T」の方が高いですが、荒野行動やグラフィック多彩なゲームで遊ぶのであれば僕は[Redmi Note 9S]を推奨します。
「Geekbench 5」も一緒に計測。
シングルスコアが316で、マルチスコアが1411となっています。
Redmi 9Tの筐体デザイン
「Redmi 9T」は6.53インチのフルHD+液晶ディスプレイを搭載しています。
昔だと2万円を切る低価格帯のスマホだと考えられませんでしたが、今ではHD+のディスプレイ解像度や有機ELを搭載しているから驚きです。
また、「Redmi 9T」フルHD+ディスプレイを採用していますが個人的に少し画面が暗いかな?という印象は受けました。
普段使いではそんなに気にならないレベルですが、画面の発色などは有機ELの方が軍配が上がりますのでディスプレイ重視の方は「OPPO A71」の方が良いかもしれませんね。
▲右側面には音量キーと電源ボタン兼指紋センサーが設置されています。
▲上部には3.5mmのイヤホンジャック、スピーカーを搭載、
▲下部には上画像左からマイク、Type-Cポート、スピーカーが設置されています。
この他にもloTや家電を操作できる赤外線リモコンにも対応しています。
「Redmi 9T」のメインカメラは4800万画素のクアッドカメラ
「Redmi 9T」のメインカメラは4800万画素(標準)+800万画素(120°広角)+200万画素(マクロ)+200万画素(深度)のクアッドカメラ(4眼レンズ)を搭載しています。
ファイルの大きさの事情から加工しています。元画像はコンテンツ用のインスタにアップしているので、そちらを参考にして頂けると嬉しいです。
【追記】写真プロの友人に「Redmi 9T」で撮影してもらいコメントも頂きました。上記と同じスマホで撮影したと思えないです苦笑
また、ファイルの大きさ上、元画像はインスタでアップしているのでそちらを参考にしてください。
【ポートレート①】
これはデフォルトカメラのポートレートで、マグカップにピントを合わせてF2で撮っています。 パンが少しボケていますが、雰囲気は伝わるかと思います。 被写体が単体の時はボケコントロールダイヤルの数値F2以下にするとより周辺がボケて被写体が強調されます。
しかし、今回の様にカップとパンで雰囲気を撮る場合はコントロールダイヤル数値F2がギリギリ。 被写体複数で雰囲気を出したい場合は数値をF2以上じゃないと周辺がボケ過ぎて写真にならないと思います。
本機でポートレートモード使用時はボケコントロールダイヤルの数値を意識すれば、誰でも簡単に一眼レフのような写真が撮れると感じました。
【ポートレート②】
公園の遊具です。こちらもカメラデフォルトのポートレートモードで撮影しています。ボケコントロールダイヤルの数値はF2に設定しています。
このようなケースで遊具内にお子さんがいれば、一眼レフとほぼ変わらない素敵な写真が撮れます。好みになりますが、色乗りも良くスマホの写真には見えないかと思います。
【標準カメラ】
晴天だったので標準レンズで空を撮ってみました。安価なカメラだと弱い逆光で撮って見ましたが、綺麗に撮れていると思います。
空の青も綺麗に再現されている印象です。
【インカメラ】
昼間の室内(薄暗い)にてインカメラを使用してセルフィーを撮りました。アウトカメラ対してインカメラはかなり弱い印象です。パット見ると普通の写真の様に見えます。
しかし、少し拡大してみると、頬、首の皮膚にかなりのザラつき(ノイズ)が出ています。これは暗い場面でカメラが自動で写真を明るくしようと処理をした結果に起こる現象です。
デジタルカメラや一眼レフでは、様々な機能によりザラつきがでにくくなっています。
しかし「Redmi 9T」のインカメラにおいては、レンズの仕様なのか、AIの仕様なのかかなりザラつきが目立つ結果となりました。本機の限らずスマホのインカメラはこういった傾向があります。
【120°広角】
↓
↓
120°広角モードは標準モードの0,6倍の広さで撮影出来るモードになります。
自然も中や室内。もう少し広く撮りたいという時に活躍します。しかし、広く撮れる代償として画質が劣化するデメリットが存在します。120°モードの時は、標準モードと別のレンズを使用して撮影することになります。
広く撮れるレンズは設計上コストがかかるので、120°モードの場合コストを考え性能を落としていると考えられます。これは「Redmi 9T」に限らず他のスマートフォンでも、同じよう広く撮れるモードは画質性能が落ちる傾向にあります。
【マクロ】
カメラと言うのは最短撮影距離と言うものが存在します。簡単に言うと被写体から○○センチ離れないとピントが合わなのです。
例のポショットに付いている黒猫ジジのブリーチをアップで撮りましょう。通常モードで撮ると2枚めの写真のようにジジにピントが合わず、ボケボケになってしまします。
これは通常撮影モードの最短撮影距離が合っていない。つまり、近づきずきてピントが合わないのです。ここでマクロ撮影を使用することで、同じ距離で撮影してもジジに綺麗にピントを合わせることが出来ます。小さい被写体をドアップで撮りたい!!
そんな場面ではマクロモードを使いましょう。
まとめ:「Redmi 9T」は低価格だけどコスパ性は高いSIMフリースマホ。楽天モバイルとの相性も問題なし
以上が「Redmi 9T」の基本的なスペック・性能と楽天モバイル(アンリミット)で使ってみたレビューでした。
低価格帯のSIMフリースマホはあくまで「低価格帯(エントリーモデル)」の枠組みなので性能(CPU)は控えめですが、私生活には十分な仕様となっています。
正直クアッドカメラや6000mAhのバッテリーなどこれだけの性能積んで17,490円(税込)で買えちゃうんだから凄い時代になりましたよね苦笑
また追記となりますが、2021年4月16日に「Redmi note 10 Pro」が発売になりました。価格は34,800円と「Redmi 9T」よりは高くなりますが、高コスパと話題になっているので予算幅を上げられる方はぜひ参考にしてください。
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