この記事では、2021年3月17日より開始となった「LINEMO(ラインモ)」のメリットやデメリット(注意点)などをまとめています。
2021年12月22日に、SoftBankグループがLINEモバイルを事実上吸収し、内部ブランドとして「LINEMO(ラインモ)」が2021年3月17日から開始しています。
追記:2021年7月15日より3GB/990円が加わりました。
6月キャンペーン内容 | |
特典 | スマホプラン:他社から乗り換えで10,000円相当のPayPayポイント、新規契約で8,000円相当のPayPayポイントを付与。さらに、期間内の対象店舗のPayPay残高決済の20%のPayPayポイントが戻ってくる! ミニプラン:最大3カ月間、毎月3GB増量無料 ※ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えの場合は対象外。 |
目次
2021年3月17日利用開始「LINEMO(ラインモ)」の特徴やメリット
「LINEMO(ラインモ)」の概要は以下のとおりです↓
- オンライン専用申込み
- 月額料金:2,480円(税抜)(4G/5G共通)
- データ容量:20GB/月
- 3GB:990円が追加された
- 通信速度はSoftbankと同じ
- データ容量超過時の通信速度:最大1Mbps
- 追加データ購入:1GB/500円
- LINEは使い放題(ギガを消費しない)
- 通話:5分以内かけ放題は500円のオプション
- 完全かけ放題はオプション(1,500円)
- 口座振替に対応(申込み時のみ)
- LINEクリエイターズスタンプ使い放題(2021年夏予定)
- 国際ローミング無料
- eKYCおよびeSIM対応
- MMS:キャリアメールは使えない
- LINEモバイルは2021年3月28日に新規受付終了
- 既存のLINEモバイルユーザーはサービス継続可能
- Apple Watchの単体使用は不可
- キャリア決済(ソフトバンクまとめて支払い)は利用可能
- ソフトバンク版、ワイモバイル版スマホをLINEMOで使う場合もSIMフリー化は必須だが、8月18日以降は自動でSIMロック解除が行われるようになる
ポイント①:20GBデータ通信・月額2,480円
LINEMO(ラインモ)は「月額2,480円で20GBのデータ通信」、となっています。出始め当初は「SoftBank on LINE」で「国内通話5分のかけ放題」でしたが、auの「povo」同様に基本料金を下げて、5分かけ放題はオプションと変更になりました。
(2021年7月1日追記)
これで既存キャリアが出揃ったので最後に一覧表にしてみました。
↓ ↓
ahamo | LINEMO(ラインモ) | povo | |
回線 | ドコモ | ソフトバンク | au |
料金 | 2,700円 | 2,480円 | 2,480円 |
データ通信量 | 20GB/月 | ||
データ超過時 | 下り最大1Mbps | ||
5G | ○ | ○ (今期夏対応) | |
データ追加 | 1GB/500円 | ||
通話料 | 5分以内の通話かけ放題付き | 5分かけ放題:500円/月 完全かけ放題:1500円/月 24時間使い放題:200円/日 | |
完全かけ放題は1000円/月 | |||
esim | 対応 | ||
キャリアメール | 非対応 | ||
申込み先 | オンライン | オンライン LINEアプリから | オンライン |
利用開始 | 3月26日 | 3月17日 | 3月23日 |
※情報は途中で変更になる可能性もあるので、随時修正追記をしていきます。
また、この他にも楽天モバイルがありますが、楽天モバイルに関しては「3ヵ月間基本料金が無料」というサービスを実施中です。
1GB以下なら基本料金無料!!
新規申込みで最大20000円分のポイント(新規は5000ポイント)
新規事務手数料無料
2021年7月15日より小量の3GBプランが登場
LINEMOに新しいミニプラン「3GB/990円(税込)」が仲間入りしました。
従来のスマホプランと異なる箇所は以下のとおりです↓
ミニプラン | スマホプラン |
3GB | 20GB |
990円 | 2,728円 |
LINEギガフリー対応 | |
データ超過時:最大300kbps | データ超過時:最大1Mbps |
通話オプション割引キャンペーン:対象 | |
LINEスタンププレミアポイントバックキャンペーン | |
対象外 | 対象 |
10,000ポイントあげちゃうキャンペーン | |
対象外 | 対象 |
ミニプランはデータ超過時の最大が下り300kbpsとなっているのと、メインのキャンペーンは対象外となっているのが特徴です。
ポイント②:追加データ容量や完全かけ放題オプションの費用も安い
「LINEMO(ラインモ)」の基本プランは20GBのデータ通信一択しかありません。
この通信量を超えてしまった場合は通信速度が制限されてしまいますが、容量を超えても下り最大1Mbpsまでは利用可能です。
一昔前だとデータ超過すると128kbpsという事実上何も使えなかったので、40代の僕からしてみればデータ超過でも1Mbpsは正に神仕様と言えます!
この制限は追加料金として、1GBにつき500円を支払えば制限を解除することができます。割高ですが、緊急事態にも対応できるのは安心ですね。
また「通話」に関しては、ahamo(アハモ)同様に5分以内の国内通話であれば何回でもかけ放題となっています。
仕事使いなどで、1回の通話時間が長い方はオプションで1,000円/月を追加すれば「24時間完全かけ放題」にも対応してくれています。
- データ超過は1GB/500円で追加購入可能
- +1,000円で完全かけ放題へ変更可能
ポイント③:4G/5Gの料金は同じでeSIMにも対応
「LINEMO(ラインモ)」は将来期待されている5G回線の利用でも4G回線と基本料金は変わりません。
また、最近では5Gに対応しているSIMフリースマホも徐々に増えてきており、同時にオンライン上で即契約可能なeSIMにも対応しています。
- iPhone 12シリーズ
- Google Pixel 5(5G)/4a(5G)
- ZenFone 7など
- iPhone XS~12
- OPPO A73
- AQUOS sense4 lite
- Google Pixel 4など
ポイント④:LINEモバイルは2021年3月で新規受付終了、既存ユーザーは継続可能
「LINEMO(ラインモ)」の開始と共に、既存のLINEモバイルは2021年3月で新規受付は終了となりました。
LINEモバイルの既存ユーザー、および終了までに申し込んだ方は継続可能となっています。
「いつまで継続可能なのか?」というアナウンスはありませんが、似たようなMVNOの楽天モバイルも引き続き続行中なので、当面は突然終了する心配は個人的にしていません。
毎月小量のデータ通信量しか使わないユーザーはLINEモバイルの方が安い
「LINEMO(ラインモ)」は20GB/2,980円一択の料金プランとなるので、職場や自宅で使うWi-Fiがほとんどという方だと、「LINEMO(ラインモ)」への乗り換えは逆に高くなってしまいます。
現状LINEモバイルでは、3GBで月額1,480円というプランもあるので毎月3GB以内で収まる方であればLINEモバイル続行、もしくは他のMVNOへMNPという選択肢の方が正解です。
また、「LINEMO(ラインモ)」にはデータSIMはないので、iPadやAndroidタブレットでLTE通信を希望する方も既存のLINEモバイルのデータSIMで運用しておきましょう。
LINEMO(ラインモ)のデメリットについて
現時点で「LINEMO(ラインモ)」の気になる注意点は以下のとおりです。
申込みはオンラインのみ
「LINEMO(ラインモ)」は「povo」や「ahamo」と同様にオンラインからの申込みとなります。
しいていえば、LINEアプリ経由からでも申込みが可能となっているのでより身近な感じになりますが、サポートも全てオンラインとなるので店員さんのサポートを必要とする方には推奨しません。
また、ソフトバンク・ワイモバイルからの乗り換えはMNP取得が必要になりますが、手数料等は無料です。
キャリアメールは使えない
「LINEMO(ラインモ)」はソフトバンクのキャリアメールは使えません。
SoftBankからLINEMOへ乗り換えるとキャリアメールは非対応になります。
既にご存じの方も多いかと思いますが、アーティストのファンクラブや、ディズニーのキャリア、任天堂などが注意喚起を行っています。
ニンテンドーアカウントのメールアドレスは、Webメール(GmailやYahoo!メールなど)にすることをおすすめします。
携帯電話会社(キャリア)が提供するメールアドレスを登録したまま、ahamoやpovo、LINEMOに乗り換えると、登録したメールアドレスの変更がご自身ではできなくなります。
— 任天堂サポート (@nintendo_cs) March 15, 2021
乗り換え後でも変更は可能ですが、本人確認など手間が増えてしまうのでキャリアメールで登録している方は事前にGmailなどのフリーメールアドレスへ変更しておきましょう。
家族間通話は無料ではない
Softbankのメリハリプランなどでじは家族間の通話は全て無料でしたが、「LINEMO(ラインモ)」は家族間通話は有料になる可能性があります。
(※この辺りは何かしらの修正もされるかと思いますので、明確になり次第追記修正を行います。)
ですが、「LINEMO(ラインモ)」には国内通話5分かけ放題はあるので5分以内の通話であれば特に問題ありません。
ただし、5分以上の通話は20円/30秒の通話料金が発生してしまうので注意が必要となります。
家族割、光セット割がない可能性がある
上記からの下りになりますが、ソフトバンク・ワイモバイルは家族割や光セット割で基本料金を安くするサービスがありますが、「LINEMO(ラインモ)」はこのような割引サービスはありません。
なので、家族構成や利用しているプランによっては高くなってしまう場合があります。
「LINEMO(ラインモ)」は20GB/2,980円のみなので、もし月3GBしか使わないのであれば意味がありません。
家族4人のだと2980円×4人なので家族人数と現在の請求金額を見比べてみてくださいね。
Apple WatchのCellularモデルを使っている人は要確認
こちらもまだ不明ですが、Apple Watchのモバイル通信が可能なモデルを使っている方は注意が必要です。
現に、ワイモバイルやLINEモバイルなどの格安SIMなどではモバイル通信の利用が使えません。Wi-Fi環境のみで使える「GPSモデル」と同じ使い方になります。
SoftBankで利用中の方は、この辺りも確認しておきましょうね。
ソフトバンク版、ワイモバイル版のスマホをLINEMOで使う場合でもSIMフリー化は必須
https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3404003&pid=887435214
LINEMO公式サイトのQ&Aにも記載されていますが、現在ソフトバンク・ワイモバイルで使っているスマホをLINEMOで使う場合には、事前にSIMロック解除をしてSIMフリー化しておく必要があります。
SIMロック解除は簡単なのでサクっと済ませておきましょうね。
https://www.ispr.net/sim/simfree/
追記 2021年8月10日
ソフトバンクが2021年8月10日にソフトバンクとワイモバイル、LINEMO(ラインモ)間の乗り換え手続きを8月18日から簡素化するという発表がありました。
また、その際にはSIMロック解除手続きも自動的に行われますので、よりスムーズに乗り換えることが可能となります。
⇒ ソース元:ソフトバンク
まとめ:LINEMO(ラインモ)開始は2021年3月17日 引き続き追加情報に注目しよう
以上が現時点で判明している「LINEMO(ラインモ)」の情報まとめでした。
当サイトでもSIMカードが届いたのでこれから色々追記レビューしていきます。
また、楽天モバイルも3ヵ月間無料キャンペーンも実施中なので、合わせてチェックしてみてくださいね。